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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


2.36.1 pdfrmの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

指定したHiRDBファイルをHiRDBファイルシステム領域から削除します。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

 pdfrm 〔-i〕 HiRDBファイルシステム領域名\HiRDBファイル名

(4) オプション

(a) -i

HiRDBファイルを削除する前に,確認のメッセージを表示したい場合に指定します。確認のメッセージが表示された場合,yを入力してください。

(5) コマンド引数

(a) HiRDBファイルシステム領域名¥HiRDBファイル名

削除するHiRDBファイルがあるHiRDBファイルシステム領域名と,HiRDBファイルを指定します。

HiRDBファイルシステム領域名 〜<パス名>((165文字以内))

HiRDBファイルシステム領域名を指定します。

HiRDBファイル名 〜<HiRDBファイル名>

HiRDBファイル名を指定します。

(6) 規則

  1. pdfrmコマンドは,削除対象のHiRDBファイルがあるHiRDBファイルシステム領域の使用目的がUTL以外の場合,そのHiRDBファイルがあるHiRDBファイルシステム領域を,稼働中のHiRDBが使用中のとき(その中にあるHiRDBファイルを一度でもオープンしたことがあるとき)は実行できません。使用目的がUTLの場合は,HiRDBファイルシステム領域の使用に関係なく実行できますが,指定したHiRDBファイルを稼働中のHiRDBが使用中(ほかのプロセスでオープン中)のときは実行できません。

  2. pdfrmコマンドは,HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシンごとに実行してください。

  3. 指定したHiRDBファイルが使用中(ほかのプロセスでオープン中)の場合は,削除できません。

  4. -iオプションを指定した場合,確認のメッセージに対してy以外の文字を入力したときは,HiRDBファイルは削除されません。

  5. 共用RDエリアとして使用しているHiRDBファイルシステム領域に対して実行する場合,更新可能バックエンドサーバがあるサーバマシンから実行してください。

(7) 注意事項

  1. pdfrmコマンド実行時のリターンコードは,0の場合は正常終了,-1の場合は異常終了となります。

  2. pdfrmコマンドの結果は,pdflsコマンドで確認できます。

  3. pdfrmコマンドは使用目的がUTLの場合を除き,HiRDBファイルを強制的に削除する非常用のコマンドです。通常はその使用目的に応じてデータべース構成変更ユティリティ,pdlogrmコマンド,pdstsrmコマンドなどの上位のコマンドを使用してHiRDBファイルを削除してください。

  4. pdfrmコマンドはRDエリアを構成しているHiRDBファイルでも強制的に削除できるため,実行するときには十分注意してください。