2.6.1 pdaudrmの形式と規則
(1) 機能
閉塞中の監査証跡ファイルを削除します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
pdaudrm -g 監査証跡ファイル名 〔-f〕
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
pdaudrm -u ユニット識別子 -g 監査証跡ファイル名 〔-f〕
(4) オプション
(a) -u ユニット識別子 〜<識別子>((4文字))
削除する監査証跡ファイルがあるユニットのユニット識別子を指定します。
(b) -g 監査証跡ファイル名
削除する監査証跡ファイルの名称を指定します。
(c) -f
-gオプションで指定した監査証跡ファイルが,データロード待ちの状態であっても削除する場合に指定します。
監査証跡ファイルについては,pdls -d audコマンドで確認できます。
(5) 規則
-
pdaudrmコマンドは,HiRDB稼働中のときだけ実行できます。
-
pdaudrmコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
-
pdaudrmコマンド実行中に,pdaudbegin,pdaudend,pdaudrm,及びpdaudswapコマンドを実行すると,コマンドエラーとなります。
-
pdaudrmコマンドは,システム定義にpd_aud_file_nameオペランドを指定していない場合,又はpd_aud_file_nameオペランドに指定している監査証跡ファイルがない場合,コマンドエラーとなります。
-
現用の監査証跡ファイルは削除できません。
(6) 注意事項
-
pdaudrmコマンドの結果は,pdls -d audコマンド,エラーメッセージの有無,及びコマンド実行時のリターンコードで確認できます。コマンド実行時のリターンコードが0の場合は正常終了,8の場合は異常終了となります。
-
容量不足で生成に失敗した監査証跡ファイルを削除しようとすると,KFPS05752-Eメッセージ(理由コード:FILE_ACCESS)でエラーとなりますが,対処は不要です。HiRDBを一度正常終了してから正常開始すると,生成に失敗した監査証跡ファイルはpdls -d audコマンドで表示されなくなります。