Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム定義(Windows(R)用)


9.2.45 クライアントグループに関するオペランド

◆ pdcltgrp -g クライアントグループ名称 -u グループごとの接続保証ユーザ数

クライアントグループの接続枠保証機能を使用する場合に指定します。クライアントグループの接続枠保証機能については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。

-g クライアントグループ名称

〜<英字>((1〜2文字))

クライアントグループの名称を指定します。

クライアントの種別

クライアント

グループ名称

備考

X/Open XAインタフェース

XA※1

X/Open XAインタフェースでHiRDBにアクセスするクライアントのことです。クライアントがPC又はWSであっても,X/Open XAインタフェースでHiRDBにアクセスすると,クライアントグループはXAになります。

PCクライアント

PC※2

Windows系及びLinux系クライアントのことです。

WSクライアント

WS※2

UNIX系クライアントのことです。

ユーザが任意に決めたクライアントグループ※3

英大文字

1文字※1,※4

(凡例)−:該当しません。

注※1

このクライアントグループ名称を指定するには,HiRDBクライアントのバージョンが次に示すどちらかの条件を満たす必要があります。

  • 04-05

    05-00及び05-01では指定できません。

  • 05-02以降

注※2

このクライアントグループ名称を指定するには,HiRDBクライアントのバージョンが次に示す条件を満たす必要があります。

  • 04-00以降

注※3

ユーザが任意に決めたクライアントグループは,10グループまで指定できます。

注※4

ここで指定したクライアントグループ名称を,クライアント環境定義のPDCLTGRPオペランドに指定してください。pdcltgrpオペランドとPDCLTGRPオペランドの指定値が合っていない場合,ここでの指定を無視します。

-u グループごとの接続保証ユーザ数

〜<符号なし整数>

  • HiRDB/シングルサーバの場合:((1〜2999))

  • HiRDB/パラレルサーバの場合:((1〜1999))

各クライアントグループの接続保証数を指定します。

ほかのクライアントグループ又はユティリティからのHiRDBへのアクセスが集中した場合でも,ここで指定したユーザ数までは,該当するクライアントグループからHiRDBへの接続が保証されます。

《注意事項》
  • -uオプションで指定したユーザ数の合計が,pd_max_usersオペランドの指定値以上にならないようにしてください。指定値以上になると,HiRDBを開始しません。

  • データベース定義ユティリティ以外のユティリティは,この機能の対象外です。

《各見積もり式への影響》

pdcltgrpオペランドの指定値を変更すると,次の見積もり式に影響があります。

マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」:

  • 「HiRDB/シングルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「ユニットコントローラが使用する共用メモリの計算式」

  • 「HiRDB/パラレルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「ユニットコントローラが使用する共用メモリの計算式」