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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム定義(Windows(R)用)


9.2.25 参照制約及び検査制約に関するオペランド

◆ pd_constraint_name = LEADING|TRAILING

参照制約又は検査制約で,制約名の定義を制約定義の前後どちらにするかを指定します。

LEADING:制約名定義を制約定義の前に指定します(標準SQL仕様)。

TRAILING:制約名定義を制約定義の後に指定します(XDM/RD互換仕様)。

◆ pd_check_pending = USE|NOUSE

参照制約又は検査制約で,検査保留状態(整合性が保証できなくなったデータの操作を制限している状態)を使用するかどうかを指定します。

USE:検査保留状態を使用します。

NOUSE:検査保留状態を使用しません。

《指定値の目安》

このオペランドにNOUSEを指定すると,データの整合性が保証されないことがあるため,通常はUSEを指定してください。データの整合性よりも処理性能を優先する場合,又は参照制約,及び検査制約を使用しない場合は,NOUSEを指定してください。

《注意事項》

このオペランドにUSEを指定するか,又は指定を省略した場合,PURGE TABLE文を実行時にHiRDBは次の動作をします。

  • ディクショナリ表(資源種別:3005,種別名:DICT)に対して一時的にEXモードで排他を掛ける

  • データディクショナリ用RDエリア(資源種別:0001,種別名:RDAR)に対してトランザクションが終了するまでSUモードで排他を掛ける

そのため,これらに排他を掛けるコマンド,又はユティリティは同時に実行できないことがあります。コマンド,又はユティリティが次に示す条件の場合は,コマンド,又はユティリティを同時実行しないようにしてください。

コマンド,又はユティリティ

条件

pdmod(データベース構成変更ユティリティ)

ディクショナリ表の属性定義変更の場合

pdcopy(データベース複写ユティリティ)

次の二つの条件を満たす場合

  • -Mオプションにx又はrを指定した場合

  • 複写対象にマスタディレクトリ用RDエリア,又はデータディクショナリ用RDエリアを含む場合

pdreginit(レジストリ機能初期設定ユティリティ)

-kオプションにallを指定した場合