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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム定義(Windows(R)用)


9.2.12 拡張SQLエラー情報出力機能に関するオペランド

◆ pd_uap_exerror_log_use = AUTO|YES|NO

拡張SQLエラー情報出力機能の適用をAUTO,YES,又はNOで指定します。拡張SQLエラー情報出力機能については,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。

AUTO:

拡張SQLエラー情報出力機能を適用します。クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルにSQLエラー情報を出力します。

SQLエラーレポートファイルのエラー情報を出力した日時,SQLの開始,終了,実行時間の単位を秒単位で表示します。

YES:

拡張SQLエラー情報出力機能を適用します。クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルにSQLエラー情報を出力します。

SQLエラーレポートファイルのエラー情報を出力した日時,SQLの開始,終了,実行時間の単位をマイクロ秒単位で表示します。

NO:

拡張SQLエラー情報出力機能を適用しません。

《指定値の目安》

SQLエラー情報を一元管理する場合,又はエラーとなったSQL文,パラメタ情報を出力する場合,YESを指定することを推奨します。

《クライアント環境定義との関連》

このオペランドの値はクライアントごとに変更できます。クライアントごとに変更する場合は,クライアント環境定義のPDUAPEXERLOGUSEオペランドを指定してください。このオペランドと,クライアント環境定義PDUAPEXERLOGUSEの両方を指定した場合は,クライアント環境定義PDUAPEXERLOGUSEが優先されます。

PDUAPEXERLOGUSEオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。

《各見積もり式への影響》

pd_uap_exerror_log_useオペランドの指定値を変更すると,次の見積もり式に影響があります。

マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」:

  • 「HiRDB/シングルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「拡張SQLエラー情報出力機能使用時に必要なメモリ所要量の求め方」

  • 「HiRDB/パラレルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「拡張SQLエラー情報出力機能使用時に必要なメモリ所要量の求め方」

◆ pd_uap_exerror_log_dir = SQLエラーレポートファイルの格納ディレクトリ

〜<255文字以内のパス名>《%PDDIR%¥spool¥pduaperr》

SQLエラーレポートファイルの格納ディレクトリを絶対パス名で指定します。

指定したディレクトリに,二つのSQLエラーレポートファイルが作成されます。ファイル名はpduaperrlog1とpduaperrlog2です。

拡張SQLエラー情報出力機能については,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。

《注意事項》

指定したパス名のアルファベットの大文字と小文字を同一文字として扱います。

◆ pd_uap_exerror_log_size = SQLエラーレポートファイルの最大サイズ

〜<符号なし整数>((2048〜2147483647))《10000000》(単位:バイト)

SQLエラーレポートファイルの最大サイズを指定します。このオペランドで指定した値は,二つ作成されるSQLエラーレポートファイルのうち一つ分の容量になります。SQLエラーレポートファイルへの出力容量がこのオペランドの値を超えると,出力先をもう片方のファイルに切り替えます。これを繰り返して二つのファイルを交互に使用します。1回の処理で出力するSQLエラー情報のサイズがこのオペランドの値を超える場合,先頭からこの指定値−1バイトまで(このオペランドに1000000を指定した場合999999)のSQLエラー情報に#(シャープ1文字)を付けて出力します。

《指定値の目安》

このオペランドの指定値は,残しておきたいSQLエラー情報件数を考慮して決定してください。計算式を次に示します。

(A+B)×保持したい件数

  • A=1100+SQL文のサイズ(単位:バイト)

    パラメタ情報の出力サイズを除いたSQLエラー情報の1件当たりのサイズです。SQL文に注釈(コメント)やSQL最適化指定を記述している場合は,注釈(コメント)及びSQL最適化指定分のサイズも,SQL文のサイズに含めます。注釈及びSQL最適化指定については,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。

  • B=(↑pd_uap_exerror_log_param_sizeオペランドの値÷16↑+1)×89×パラメタの個数

    パラメタ情報の出力サイズです。

◆ pd_uap_exerror_log_param_size = クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルへ出力するパラメタ情報の最大データ長

〜<符号なし整数>((0〜32008))《0》(単位:バイト)

クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルに出力するパラメタ情報の最大データ長を指定します。

  • 1以上を指定した場合

    クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルにパラメタ情報を出力します。

  • 0を指定した場合

    クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルにパラメタ情報を出力しません。

可変長文字列型,BLOB型,及びBINARY型の場合,データ長の領域もこの指定値に含まれます。

クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルに出力するパラメタ情報の大きさがこのオペランドの指定値を超えた場合,指定値の長さまでパラメタ情報を出力します。この場合,超過分は切り捨てられます。

《クライアント環境定義との関連》

このオペランドの値はクライアントごとに変更できます。クライアントごとに変更する場合は,クライアント環境定義のPDUAPEXERLOGPRMSZオペランドを指定してください。このオペランドと,クライアント環境定義PDUAPEXERLOGPRMSZの両方を指定した場合は,クライアント環境定義PDUAPEXERLOGPRMSZが優先されます。

PDUAPEXERLOGPRMSZオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。