Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


14.3.3 ページの確保と解放

〈この項の構成〉

(1) ページの確保

表を定義したときにはページを確保しません。表にデータを格納するときに必要に応じてページを確保します。一度確保したページ(一度使用したページ)はそのページを解放しないかぎり,再使用できません。

インデクスを定義した場合は,データ件数に応じてページを確保します。データ件数0件の場合は1ページ(ルートページ)だけ確保します。ただし,CREATE INDEXにEMPTYオプションを指定した場合(インデクスの実体を作成しない場合)はページを確保しません。

注意事項
  1. 非FIX表で行長が変わるデータ更新を行った場合は,行長が減った分の領域を再使用できません。

  2. インデクスページは削除ページに格納されていたキー値と同じキー値が追加されないかぎり,そのページを再使用しません。

  3. データの削除によって発生した空き領域があるページを再使用するときは次に示す制限があるので注意してください。

  • 256バイト以上のVARCHAR,BINARY型,抽象データ型,及び繰返し列の分岐行は,そのページを使用できません。

  • セグメントの使用率が100%になるまで,データの挿入時にそのページを使用できません。

  • DELETEを実行したトランザクションがCOMMITを発行するまで,DELETEによって発生した空き領域を使用できません。

(2) ページの解放