10.1.2 マルチHiRDBの環境設定
- 〈この項の構成〉
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(1) HiRDBサーバの環境変数の設定
マルチHiRDBのサーバで別々に設定したHiRDB管理者は,それぞれが操作する対象のHiRDBを環境変数PDDIRで判別します。HiRDB管理者別に,HiRDB運用ディレクトリを環境変数PDDIRに指定します。
また,環境変数PATHに各HiRDBの%PDDIR%\binを設定すると,PATH中で先に指定したHiRDBの運用コマンドしか使用できません。そこで,各HiRDBを操作し分けるには,それぞれのHiRDB用のウィンドウを用意し,それぞれのウィンドウで環境変数を設定して運用することをお勧めします。
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(2) HiRDBシステム定義の設定
HiRDBごとにHiRDBシステム定義を作成してください。HiRDBシステム定義に指定する次に示す情報は,HiRDBごとに変えてください。
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HiRDB識別子(システム共通定義のpd_system_idオペランド)
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HiRDBのポート番号(システム共通定義のpd_name_portオペランド)
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ユニット識別子(ユニット制御情報定義のpd_unit_idオペランド)
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(3) クライアント環境定義の設定
クライアントからどのHiRDBにアクセスするかは,クライアント環境定義のPDNAMEPORTオペランドで指定します。アクセスするHiRDBのポート番号をPDNAMEPORTオペランドに指定してください。クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB
Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。
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