3.1.1 簡易セットアップツールとは
簡易セットアップツールとは,HiRDBの環境構築を支援するツールで,GUIで次に示す作業を実施できます。
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簡易セットアップツールでは,次のどれかを選択して環境設定ができます。
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標準セットアップ
環境設定をするマシンのホスト名,HiRDB運用ディレクトリ,及びセットアップディレクトリだけを指定すれば容易に環境設定ができます。
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ウィザードセットアップ
システム構成,ユニット構成,及びシステムログの運用方法を,対話形式で設定できます。
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カスタムセットアップ
HiRDBの規模,HiRDB識別子,ポート番号,ユニット識別子,システムファイル及びRDエリアの作成ディレクトリなど,より詳細な設定ができます。
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作成済みの%PDDIR%\conf下のシステム定義を更新します。
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簡易セットアップツールで作成した詳細定義情報を単一ファイル形式,又はディレクトリ形式で保存できます。また,保存した詳細定義情報を読み込むことができます。
- 注意事項
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簡易セットアップツールで環境設定をすると,デフォルトではRDエリアの自動増分機能,及びシステムログファイルの自動拡張機能が適用されます。RDエリアの自動増分,及びシステムログファイルの自動拡張については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。
なお,これらの機能を使用しない場合は,カスタムセットアップで適用を解除してください。解除する方法を次に示します。
- ≪RDエリアの自動増分機能の適用を解除する場合≫
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[HiRDBファイルシステム領域編集]ダイアログボックスで「領域を自動増分する」のチェックを外してください。
- ≪システムログファイルの自動拡張機能の適用を解除する場合≫
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[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウで各サーバ定義を表示し,次のどちらかの設定をしてください。
・pd_log_auto_expand_sizeオペランドを削除する
・pd_log_auto_expand_sizeオペランドの1回当たりに拡張するサイズに0を指定する