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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


1.5.1 修正版HiRDBへの入れ替え方法

修正版HiRDBへの入れ替えには,次の方法があります。

それぞれについて説明します。

〈この項の構成〉

(1) インストーラによる入れ替え

インストーラを使用して修正版HiRDBと入れ替えます。入れ替え方法には次の二つがあります。

(a) HiRDBを終了して入れ替え

HiRDBを終了して行う入れ替えは「旧バージョンと新バージョンを入れ替える場合」と同じ方法です。次の箇所を参照して,修正版への入れ替えを行ってください。

また,修正版への入れ替え前に次のことを行ってください。

  1. HiRDBがオンライン状態であるかどうかの確認

    pdlsコマンドですべてのユニットがACTIVEと表示されているかどうかを確認してください。ACTIVEと表示されている場合,手順2.に進んでください。HiRDBが既に終了している場合は,手順3.へ進んでください。

  2. HiRDBの終了

    HiRDBを任意の終了モードで停止してください。HiRDB/パラレルサーバの場合はすべてのHiRDBのユニットを停止してください。

  3. HiRDBのユニットの状態確認

    HiRDBのユニットの状態を確認するため,pdls -d ustコマンドを実行してください。終了ステータスが4の場合(ユニットの状態がSTARTING又はSTOPPING),HiRDBが開始処理の途中,又は停止処理の途中です。処理が終了してからpdls -d ustコマンドを再度実行してください。

    HiRDB/パラレルサーバの場合はすべてのHiRDBのユニットでpdls -d ustコマンドを実行して,HiRDBのユニットの状態を確認してください。

  4. HiRDBのサービスの停止

    バージョンアップ前にすること」の「HiRDBのサービスの停止」を行ってください。

  5. コマンド,ユティリティ,アプリケーション,及びHiRDBと連携している製品の停止

    バージョンアップ前にすること」の「コマンド,ユティリティ,アプリケーション,及びHiRDBと連携している製品の停止」を行ってください。

(b) HiRDBの稼働中に入れ替え

前提条件」以降を参照してください。

(2) 修正パッチをWebから入手して適用

稼働中のHiRDBと,バージョン及びリビジョン番号が同じ場合,修正パッチを適用することで最新版にできます。修正パッチは,Webからダウンロードして入手できます。入れ替え方法には次の二つがあります。

(a) HiRDBを終了して入れ替え

適用手順については,修正パッチに添付されているRELEASE.TXTを参照してください。

ただし,HiRDBの場合,同梱している製品があるため,パッチを適用する製品を選択する画面が表示されます。次の画面で選択した製品の修正パッチを適用します。

[図データ]

(b) HiRDBの稼働中に入れ替え

前提条件」以降を参照してください。