7.2.6 NetBackup連携機能
NetBackup連携機能を使用すると,データベース複写ユティリティ(pdcopy)又はデータベース回復ユティリティ(pdrstr)で使用するバックアップファイルをNetBackupサーバが管理する媒体上に作成できます。NetBackup連携機能を使用する場合はJP1/VERITAS NetBackup Agent for HiRDB Licenseが必要になります。
(1) NetBackup連携機能のシステム構成例
NetBackup連携機能を使用すると,バックアップファイルをNetBackupサーバが管理する媒体上に作成できます。NetBackup連携機能のシステム構成例を次の図に示します。
NetBackup連携機能の詳細,及び前提製品については,マニュアル「JP1/VERITAS NetBackup v4.5 Agent for HiRDB License」を参照してください。
(2) NetBackup連携機能を使用したときの利点
NetBackup連携機能を使用したときの利点を次に示します。
-
NetBackupでバックアップファイルを管理できる
バックアップファイルの出力先やバックアップ日時をNetBackupが管理するため,バックアップ取得時にバックアップファイル名を変える必要がありません。また,回復(リストア)するときも,ポリシー名とバックアップ日時を指定するとNetBackupが適切なバックアップファイルを選択してくれます。また,最新のバックアップファイルを使用する場合はバックアップ日時の指定も必要ありません。
-
HiRDBをインストールしていないサーバマシンのストレージデバイスにバックアップファイルを作成できる
HiRDBをインストールしていないサーバマシンのストレージデバイスにバックアップファイルを作成できます。NetBackup連携機能を使用しない場合は,HiRDBをインストールしているサーバマシンのストレージデバイスだけにバックアップファイルを作成できます。
-
バックアップファイルに使用できる媒体が多い
NetBackupがサポートしている媒体をバックアップファイルにできます。NetBackupがサポートしている媒体については,NetBackupのマニュアルを参照してください。
-
HiRDBサーバとNetBackupサーバのOSが異なっていてもよい
HiRDBサーバとNetBackupサーバのOSが異なっていてもNetBackup連携機能を使用できます。例えば,HiRDBサーバとNetBackupクライアントはHP-UX上にあり,NetBackupサーバはWindows上にあってもNetBackup連携機能を使用できます。