スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 XDM/RD E2接続機能
SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述の対応は,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」の「SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述」で示す対応に従います。ただし,XDM/RD E2接続機能で固有の対応をする場合があるので注意が必要です。
SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述の対応の,XDM/RD E2接続機能を使用時に固有の追加項目を次の表に示します。
表A-10 SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(追加項目)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
| LARGE DECIMAL [(p[,s])] |
L1 基本項目名 PICTURE S9(p-s)[V9(s)] COMPUTATIONAL-3. |
基本項目または独立項目 | 1≦p≦18, 0≦s≦p p=sの場合,SV9(s)とします。 s=0の場合,[V9(s)]を省略します。 |
|
| LONG VARCHAR(n) |
L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(n). |
二つの基本項目から構成される集団項目 基本項目名1:文字列長基本項目名2:文字列 |
1≦n≦32,000 | |
| LONG NVARCHAR(n) |
L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE N(n). |
二つの基本項目から構成される集団項目 基本項目名1:文字列長基本項目名2:文字列 |
1≦n≦16,000 | |
| LONG MVARCHAR(n) |
L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(n). |
二つの基本項目から構成される集団項目 基本項目名1:文字列長 基本項目名2:文字列 |
1≦n≦32,000 | |
| INTERVAL YEAR TO SECOND(q) | L1 基本項目名 PICTURE S9(14)[V9(q)] COMPUTATION-3. |
基本項目または独立項目 | q=0,2,4,6 q=0の場合,[V9(q)]を省略します。 q>4の場合,精度>18となるため,q=6の場合は精度=18で展開されるので,V9(4)となります。 |
|
| CLOB(n) | L2 集団項目名※1 [USAGE [IS]] SQL TYPE IS CLOB(n{K|M|G}).※2 |
基本項目 | 単位省略時: 1≦n≦2,147,483,647 単位がKB: 1≦n≦2,097,152 単位がMB: 1≦n≦2,048 単位がGB: 1≦n≦2 |
|
| CLOB位置付け子 | L1 基本項目名 [USAGE [IS]] SQL TYPE IS CLOB AS LOCATOR.※3 |
基本項目または独立項目 | ||
| 標識変数 | CLOB | L4 基本項目名 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. |
基本項目または独立項目 | |
L2 集団項目名.
49 集団項目名-RESERVED PICTURE S(9) USAGE IS BINARY. … 1
49 集団項目名-LENGTH PICTURE S(9) USAGE IS BINARY. … 2
49 集団項目名-DATA PIC X(m). … 3
L1 基本項目名 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL.
また,SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述の変更前と変更後を表A-11および表A-12に示します。
表A-11 SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(変更前)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| TIME | L1 基本項目名 PICTURE X(8). |
基本項目または独立項目 | |
| TIMESTAMP[(q)] | L1 基本項目名 PICTURE X(n). |
基本項目または独立項目 | q=0の場合:n=19 q=2の場合:n=21,22 q=4の場合:n=23,24 q=6の場合:n=25,26 |
表A-12 SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(変更後)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| TIME[(q)] | L1 基本項目名 PICTURE X(n). |
基本項目または独立項目 | q=0の場合:n=8 q=2の場合:n=11 q=4の場合:n=13 q=6の場合:n=15 |
| TIMESTAMP[(q)] | L1 基本項目名 PICTURE X(n). |
基本項目または独立項目 | q=0の場合:n=19 q=2の場合:n=22 q=4の場合:n=24 q=6の場合:n=26 |
SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述の対応の,XDM/RD E2接続機能を使用時に固有の追加項目(配列を使用する場合)を次の表に示します。
表A-13 配列を使用する場合のSQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(追加項目)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| LARGE DECIMAL [(p[,s])] |
L2 基本項目名 PICTURE S9(p-s)[V9(s)] COMPUTATIONAL-3 OCCURS m TIMES. |
OCCURSの指定によって同じデータ構造を繰り返す反復データ項目から構成される集団項目 | |
| LONG VARCHAR(n) |
L2 集団項目名2 OCCURS m TIMES. L3 基本項目名1 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(n). |
OCCURSの指定によって同じデータ構造を繰り返す反復データ項目から構成される集団項目 | 1≦n≦32,000 |
| LONG NVARCHAR(n) |
L2 集団項目名2 OCCURS m TIMES. L3 基本項目名1 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE N(n). |
OCCURSの指定によって同じデータ構造を繰り返す反復データ項目から構成される集団項目 | 1≦n≦16,000 |
| LONG MVARCHAR(n) |
L2 集団項目名2 OCCURS m TIMES. L3 基本項目名1 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(n). |
OCCURSの指定によって同じデータ構造を繰り返す反復データ項目から構成される集団項目 | 1≦n≦32,000 |
| INTERVAL YEAR TO SECOND(q) | L2 基本項目名 PICTURE S9(14)[V9(q)] COMPUTATIONAL-3 OCCURS m TIMES. |
OCCURSの指定によって同じデータ構造を繰り返す反復データ項目から構成される集団項目 | q=0,2,4,6 q=0の場合,[V9(q)]を省略します。 q>4の場合,精度>18となるため,q=6の場合は精度=18で展開されるので,V9(4)となります。 |
| CLOB | − | − | |
| CLOB位置付け子 | − | − |
また,SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述の変更前と変更後を表A-14および表A-15に示します。
表A-14 配列を使用する場合のSQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(変更前)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| TIME | L2 基本項目名 PICTURE X(8) OCCURS m TIMES. |
OCCURSの指定によって同じデータ構造を繰り返す反復データ項目から構成される集団項目 | |
| TIMESTAMP[(q)] | L2 基本項目名 PICTURE X(n) OCCURS m TIMES. |
q=0の場合:n=19 q=2の場合:n=21,22 q=4の場合:n=23,24 q=6の場合:n=25,26 |
表A-15 配列を使用する場合のSQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(変更前)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| TIME[(q)] | L2 基本項目名 PICTURE X(n) OCCURS m TIMES. |
OCCURSの指定によって同じデータ構造を繰り返す反復データ項目から構成される集団項目 | q=0の場合:n=8 q=2の場合:n=11 q=4の場合:n=13 q=6の場合:n=15 |
| TIMESTAMP[(q)] | L2 基本項目名 PICTURE X(n) OCCURS m TIMES. |
q=0の場合:n=19 q=2の場合:n=22 q=4の場合:n=24 q=6の場合:n=26 |
SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述の対応の,XDM/RD E2接続機能を使用時に固有の追加項目(繰返し列を使用する場合)を次の表に示します。
表A-16 繰返し列を使用する場合のSQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(追加項目)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| LARGE DECIMAL [(p[,s])] |
L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE S9(p-s)[V9(s)] COMPUTATIONAL-3 OCCURS m TIMES. (P=SのときはSV9(p)とする) |
二つの基本項目から構成される集団項目 | |
| INTERVAL YEAR TO SECOND(q) | L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE S9(14)[V9(q)] COMPUTATIONAL-3 OCCURS m TIMES. |
二つの基本項目から構成される集団項目 | q=0,2,4,6 q=0の場合,[V9(q)]を省略します。 q>4の場合,精度>18となるため,q=6の場合は精度=18で展開されるので,V9(4)となります。 |
| CLOB | − | − | |
| CLOB位置付け子 | − | − |
また,SQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述の変更前と変更後を表A-17および表A-18に示します。
表A-17 繰返し列を使用する場合のSQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(変更前)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| VARCHAR(n) /MVARCHAR(n) |
L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 集団項目名2 OCCURS m TIMES. L4 基本項目名3 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L4 基本項目名4 PICTURE X(n). |
二つの基本項目から構成される集団項目と,一つの基本項目から構成される集団項目 | 1≦n≦32,000 |
| NVARCHAR(n) | L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 集団項目名2 OCCURS m TIMES. L4 基本項目名3 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L4 基本項目名4 PICTURE N(n). |
二つの基本項目から構成される集団項目と,一つの基本項目から構成される集団項目 | 1≦n≦16,000 |
| TIME | L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(8) OCCURS m TIMES. |
二つの基本項目から構成される集団項目 | |
| TIMESTAMP[(q)] | L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(n) OCCURS m TIMES. |
二つの基本項目から構成される集団項目 | q=0の場合:n=19 q=2の場合:n=21,22 q=4の場合:n=23,24 q=6の場合:n=25,26 |
表A-18 繰返し列を使用する場合のSQLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述(変更後)
| SQLのデータ型 | COBOL言語のデータ記述 | 項目の記述 | 備考 |
|---|---|---|---|
| VARCHAR(n) /LONG VARCHAR(n) /MVARCHAR(n) /LONG MVARCHAR(n) |
L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 集団項目名2 OCCURS m TIMES. L4 基本項目名3 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L4 基本項目名4 PICTURE X(n). |
二つの基本項目から構成される集団項目と,一つの基本項目から構成される集団項目 | 1≦n≦32,000 |
| NVARCHAR(n) /LONG NVARCHAR(n) |
L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 集団項目名2 OCCURS m TIMES. L4 基本項目名3 PICTURE S9(4) COMPUTATIONAL. L4 基本項目名4 PICTURE N(n). |
二つの基本項目から構成される集団項目と,一つの基本項目から構成される集団項目 | 1≦n≦16,000 |
| TIME[(q)] | L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(n) OCCURS m TIMES. |
二つの基本項目から構成される集団項目 | q=0の場合:n=8 q=2の場合:n=11 q=4の場合:n=13 q=6の場合:n=15 |
| TIMESTAMP[(q)] | L2 集団項目名. L3 基本項目名1 PICTURE S9(9) COMPUTATIONAL. L3 基本項目名2 PICTURE X(n) OCCURS m TIMES. |
二つの基本項目から構成される集団項目 | q=0の場合:n=19 q=2の場合:n=22 q=4の場合:n=24 q=6の場合:n=26 |
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