スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 XDM/RD E2接続機能
HiRDBクライアントからアクセスできるXDM/RD E2のデータ型を次の表に示します。
表6-4 HiRDBクライアントからアクセスできるXDM/RD E2のデータ型
| XDM/RD E2のデータ型 | 備考 | 使用可能なXDM/RD E2のバージョン |
|---|---|---|
| INTEGER | − | 06-00以降 |
| SMALLINT | − | 06-00以降 |
| DECIMAL | 表定義(CREATE TABLE文)などにDECIMAL型を指定した場合,XDM/RD E2が内部的にLARGE DECIMAL型に変換します。 ただし,XDM/RD E2のRD環境定義文のHIRDB PROGRAM句にSQLSPECIFICATION XDMRDを指定した場合は変換しません。 |
06-00以降 |
| LARGE DECIMALおよびNUMERIC | LARGE DECIMAL型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はDECIMAL(X'E4'またはX'E5')になります。 | 06-00以降 |
| FLOATおよびDOUBLE PRECISION | 使用できる値の範囲および値の精度はVOS3の倍精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜7ビット目,仮数部=8〜63ビット目)とPCまたはWSの倍精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜11ビット目,仮数部=12〜63ビット目)の小さい方の値となります。 また,変換の過程で精度が変わったり,アンダーフローおよびオーバーフローが発生したりする可能性があります。 |
06-00以降 |
| SMALLFLTおよびREAL | 使用できる値の範囲および値の精度はVOS3の単精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜7ビット目,仮数部=8〜31ビット目)とPCまたはWSの単精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜8ビット目,仮数部=12〜31ビット目)の小さい方の値となります。 また,変換の過程で精度が変わったり,アンダーフローおよびオーバーフローが発生したりする可能性があります。 |
06-00以降 |
| CHAR | − | 06-00以降 |
| VARCHAR | − | 06-00以降 |
| LONG VARCHAR | LONG VARCHAR型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はVARCHAR(X'C0'またはX'C1')となります。 | 06-00以降 |
| NCHAR | − | 06-00以降 |
| NVARCHAR | − | 06-00以降 |
| LONG NVARCHAR | LONG NVARCHAR型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はNVARCHAR(X'B0'またはX'B1')となります。 | 06-00以降 |
| MCHAR | − | 06-00以降 |
| MVARCHAR | − | 06-00以降 |
| LONG MVARCHAR | LONG MVARCHAR型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はMVARCHAR(X'A0'またはX'A1')となります。 | 06-00以降 |
| DATE | − | 06-00以降 |
| TIME | − | 06-00以降 |
| XDM/RD E2のバージョンが08-00以降の場合,小数秒精度の指定ができます。 | 08-00以降 | |
| TIMESTAMP | 埋込み変数はSQLのCHAR型に対応する属性で定義します。 XDM/RD E2のTIMESTAMP型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODはX'7C'またはX'7D'となるため,HiRDBクライアント側で動的SQLを実行するときはSQLCODにX'7C'またはX'7D'を指定しないでください。 |
07-00以降 |
| XDM/RD E2のバージョンが08-00以降の場合,小数秒精度の指定ができます。 | 08-00以降 | |
| XDM/RD E2のバージョンが10-01以降の場合,上記の制限なしで使用できます。 | 10-01以降 | |
| INTERVAL YEAR TO DAY | − | 06-00以降 |
| INTERVAL HOUR TO SECOND | − | 06-00以降 |
| INTERVAL YEAR TO SECOND | 埋込み変数はSQLのDECIMAL型に対応する属性で定義します。 XDM/RD E2のINTERVAL YEAR TO SECOND型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODはX'60'またはX'61'となるため,HiRDBクライアント側で動的SQLを実行するときはSQLCODにX'60'またはX'61'を指定しないでください。 |
08-00以降 |
| BLOB | − | 06-00以降 |
| 抽象データ型 | − | 07-00以降 |
| CLOB | − | 11-00以降 |
HiRDBクライアントからアクセスできないXDM/RD E2のデータ型を次の表に示します。
表6-5 HiRDBクライアントからアクセスできないXDM/RD E2のデータ型
| XDM/RD E2のデータ型 | 備考 |
|---|---|
| BOOLEAN | SQL変数,SQLパラメタを使用したデータの受け渡しはできません。ただし,定数を使用したBOOLEAN型の更新はできます。 |
| ROW | VOS3のHiRDBクライアントからだけ,ROW型を使用できます。 |
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