スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 XDM/RD E2接続機能

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5.5.1 SQLトレース機能

実行したUAPのSQLトレース情報をSQLトレースファイルに取得します。

UAP実行時にSQLエラーが発生した場合,SQLトレース情報を参照すると,エラーの原因となるSQL文を特定できます。

HiRDBをアクセスする場合とXDM/RD E2をアクセスする場合のSQLトレース情報の内容の差異を次の表に示します。

なお,説明中の項番は,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」のSQLトレース情報の見方に関する説明の番号に対応しています。

表5-3 HiRDBをアクセスする場合とXDM/RD E2をアクセスする場合のSQLトレース情報の内容の差異

項番 項目 HiRDBをアクセスする場合とXDM/RD E2をアクセスする場合のSQLトレース情報の内容の差異
1 UAP名称 差異なし。
2 認可識別子 差異なし。
3 UAP開始時刻 差異なし。
4 UAP実行環境 差異なし。
5 UAP実行ステータス CURHOST:出力されない。
CURPORT:常に0。
SRVNAME:JOB名称。ただし,DBコネクションサーバのバージョンが05-00より古い場合は出力されない。
CNCTNO:コネクト通番。ただし,DBコネクションサーバのバージョンが05-00より古い場合は0。
SVRPID:サーバユーザ番号。ただし,DBコネクションサーバのバージョンが05-00より古い場合は0。
CLTPID:差異なし。
CLTTID:差異なし。
6 コネクト通番 常に0。
7 UAPのプロセス番号 差異なし。
8 UAPのスレッド番号 差異なし。
9 SQLカウンタ 差異なし。
10 オペレーションコード 差異なし。
オペレーションコードの詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
11 セクション番号 差異なし。
12 SQLCODE 差異なし。
13 SQLWARN 差異なし。
14 SQL実行要求受付時刻 差異なし。
15 SQL実行要求終了時刻 差異なし。
16 システムが使用する情報 差異なし。
17 SQL文 差異なし。
18 ユーザ識別子を変更した場合の情報 差異なし。
19 UAPが動作しているプラットフォーム 差異なし。
20 ライブラリの作成日付 差異なし。
21 パラメタトレース 差異なし。
22 リンクしたライブラリの名称 差異なし。
23 SQL実行時間 差異なし。
参考
SQLトレースのヘッダ部に表示されるサーバのバージョン番号は,接続しているXDM/RD E2のバージョンに20を加算した値が表示されます。例えば,XDM/RD E2のバージョンが11-00の場合は31-00となります。出力例を次に示します。
** UAP TRACE (CLT:07-02(Nov 17 2004) SVR:31-00) WIN32(WIN_32)**