スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 XDM/RD E2接続機能

[目次][索引][前へ][次へ]

1.3 UAPの形式

XDM/RD E2のデータベースを操作するUAPの形式は,埋込み型です。

埋込み型は,高級言語で記述されたソースプログラムの中にSQLを直接記述する方式です。

埋込み型UAPの特長は,データベース操作(SQL)を含めて一つのプログラムとして記述できるため,プログラムの解析が容易なことです。

<この節の構成>
(1) ソースプログラムの記述
(2) SQLの記述
(3) XDM/RD E2とのインタフェース

(1) ソースプログラムの記述

埋込み型UAPに使用できる高級言語は,次のとおりです。

(2) SQLの記述

SQLは,データベースの定義から操作,運用制御までの指示を記述するためのデータベース言語です。HiRDBでは,高級言語で記述したソースプログラムに埋め込んで利用できます。SQLの機能体系を次の図に示します。

図1-4 SQLの機能体系

[図データ]

サーバとしてXDM/RD E2を使用する場合,使用できるSQLの仕様はXDM/RD E2が規定する仕様に従います。

ただし,埋込み言語については,HiRDBの仕様に従います。

XDM/RD E2接続機能を使用する場合のプログラム用SQL言語の種類と機能概略については,「6. SQL言語仕様」を参照してください。また,XDM/RD E2接続機能を使用する場合に使用できる埋込み言語については,「6.9 埋込み言語文法」を参照してください。

(3) XDM/RD E2とのインタフェース

UAPはSQL文を発行することによって,インタフェース領域を使用してXDM/RD E2との情報のやり取りをします。

UAPとXDM/RD E2とのインタフェースを次の図に示します。

図1-5 UAPとXDM/RD E2とのインタフェース

[図データ]