データベース抽出・反映サービス機能 HiRDB Dataextractor Version 8

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6.1.2 xtrepSコマンド

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 実行者
(3) 実行するサーバマシン
(4) 形式
(5) オプション
(6) xtrepSコマンドのオプション組み合わせ

(1) 機能

指定された抽出対象の表のデータを抽出して,反映対象の表に反映します。

また,オペランドの指定によって,指定された抽出対象の表のデータを抽出して,ファイルを作成します。

(2) 実行者

SQL Serverにユーザ登録されている必要があります。

(3) 実行するサーバマシン

ODBCを使用してSQL Serverに接続できるマシンでコマンドを実行します。

(4) 形式

 
xtrepS 〔−r 〔スキーマ名.〕表識別子〕
      〔−R 〔{bin|dat}〕〔,セパレータ文字〕〕
      〔−o 〔{出力ファイル名|出力ディレクトリ名}
           〔,{出力ファイル名|出力ディレクトリ名}〕…〕〕
      〔−O 〔{出力ファイル名|出力ディレクトリ名}
           〔,{出力ファイル名|出力ディレクトリ名}〕…〕〕
      〔−y〕
      〔−j RDエリア名〕
      〔−h 反映先ホスト名〕
      〔−H シングルサーバのホスト名またはシステムマネジャのホスト名
        〔,フロントエンドサーバのホスト名またはバックエンドサーバのホスト名〕〕
      〔−p ポート番号〕
      〔−f フロントエンドサーバ名またはバックエンドサーバ名〕
      〔−d〕
      〔−i インデクス作成方法〕
      〔−I 〔pdload制御情報環境変数名〕
          〔,pdloadコマンドライン情報環境変数名〕
          〔,pdload制御情報ファイルsource文情報環境変数名〕〕
      〔−l ログ取得方式〕
      〔−L 反映情報ファイル名〕
      〔−n 一括出力ページ数〕
      〔−z〕
      〔−e エラーログファイル名〕
      〔−m 経過メッセージ出力間隔〕
      〔−s 列名記述ファイル名〕
      〔−w 表式記述ファイル名〕
      〔−v ナル値情報ファイル名〕
      〔−b LOB入力ファイル格納用ディレクトリ名〕
      〔−q エラーデータファイル名〔,出力行数〕〕
      〔−x シェルスクリプトファイル名〕
      〔−a 個別環境セクション名〕
      〔スキーマ名.〕表識別子
 

(5) オプション

xtrepSコマンドのオプションは基本的にはxtrepコマンドと同じです。

ここでは,xtrepSコマンド固有のオプションと,意味が変わるものについて説明します。

その他のオプションについては「4.2.2(4) 形式」,および「付録B.5 コマンドの指定方法」を参照してください。

 
−L 反映情報ファイル名 
〜<パス名>((1〜255けた))

反映情報ファイルを,絶対パス名で指定します。

次の場合は指定が必要です。

反映情報ファイルでの指定方法については,「6.1.4(3) 反映情報ファイル」を参照してください。

SQL Server抽出時に排他制御をする場合
SQL Server抽出時に排他制御をする場合,表式記述ファイルにWITH句を記述してください。xtrepおよびxtrepOコマンドで指定できる-gオプションは,xtrepSコマンドでは指定できません。表式記述ファイルについては,「6.1.4(2) 表式記述ファイル」を参照してください。

(6) xtrepSコマンドのオプション組み合わせ

xtrepSコマンドのオプションは,データの抽出後に実行する機能によって,指定できるオプションが異なります。抽出したデータを表に反映する場合は−Rオプションを省略します。ファイルだけを作成して表に反映しない場合は−Rオプションを指定します。

xtrepSコマンドのオプションの組み合わせを,次の表に示します。

表6-1 xtrepSコマンドのオプションの組み合わせ

オプション 実行する機能
指定形式 指定内容 反映機能 ファイル作成機能
−r 反映対象の表名 ×
−R ファイルの作成
−o 出力ファイル名またはディレクトリ名
(削除しない場合)
−O 出力ファイル名またはディレクトリ名
(削除する場合)
×
−y 上書きの可否
−j 格納対象のRDエリア名 ×
−h 処理対象のホスト名
−H 反映対象のホスト名(抽出側のホストと反映側のホストが異なるLANで構成されている場合) ×
−p 処理対象のポート番号
−f 転送先のFESまたはBES ×
−d 格納方式(pdloadの指定値) ×
−i インデクス作成方式(pdloadの指定値) ×
−I pdload制御情報環境変数名
pdloadコマンドライン情報環境変数名
pdload制御情報ファイルsource文情報環境変数名
×
−l ログ取得方式(pdloadの指定値) ×
−L 反映情報ファイル名
−n 一括出力ページ数(pdloadの指定値) ×
−z 0バイト文字の格納(pdloadの指定値) ×
−e エラーログファイル名
−m 経過メッセージ出力間隔
−s 列名記述ファイル名
−w 表式記述ファイル名
−v ナル値情報ファイル名
−b LOB入力ファイル格納用ディレクトリ名
−q エラーデータファイル名,出力行数 ×
−x シェルスクリプトファイル名 ×
−a 個別環境セクション名
抽出対象の表名

(凡例)
●:このオプションの指定で実行する機能を選択します。
−:表への反映時には指定しません。−Rオプションを指定した場合は,ファイル作成機能を実行して,表には反映しません。
○:必ず指定します(省略すると,JXU7300Eメッセージを出力してエラーになります)。
△:省略できます。
×:指定できません(指定すると,JXU7306EまたはJXU7307Eメッセージを出力してエラーになります)。

注※
指定形式を次に示します。
〔認可識別子.〕表識別子