データベース抽出・反映サービス機能 HiRDB Dataextractor Version 8
指定された抽出対象の表のデータを抽出して,反映対象の表に反映します。
また,オペランドの指定によって,指定された抽出対象の表のデータを抽出して,ファイルを作成します。
ORACLEにユーザ登録されている必要があります。また,環境変数XTORAUSERに指定するユーザにも制約があります。詳細は「2.2.3(2)環境変数の設定方法」を参照してください。
また,反映側でHiRDB Dataextractorを起動するユーザにも制約があります。詳細は「2.2.4(3)/etc/inetd.confの設定」または「7.2.2 OSI使用時のHiRDB Dataextractorの開始と終了」を参照してください。
データ抽出の対象にするORACLEのサーバマシンでコマンドを実行します。
xtrepO 〔−r 〔スキーマ名.〕表識別子〕 〔−R 〔{bin|dat}〕〔,セパレータ文字〕〕 〔−o 〔{出力ファイル名|出力ディレクトリ名} 〔,{出力ファイル名|出力ディレクトリ名}〕…〕〕 〔−O 〔{出力ファイル名|出力ディレクトリ名} 〔,{出力ファイル名|出力ディレクトリ名}〕…〕〕 〔−y〕 〔−j RDエリア名〕 〔−h 反映先ホスト名〕 〔−H シングルサーバのホスト名またはシステムマネジャのホスト名 〔,フロントエンドサーバのホスト名またはバックエンドサーバのホスト名〕〕 〔−p ポート番号〕 〔−f フロントエンドサーバ名またはバックエンドサーバ名〕 〔−d〕 〔−i インデクス作成方法〕 〔−I 〔pdload制御情報環境変数名〕 〔,pdloadコマンドライン情報環境変数名〕 〔,pdload制御情報ファイルsource文情報環境変数名〕〕 〔−l ログ取得方式〕 〔−L 反映情報ファイル名〕 〔−n 一括出力ページ数〕 〔−z〕 〔−e エラーログファイル名〕 〔−m 経過メッセージ出力間隔〕 〔−g 〔排他情報ファイル名〕〕 〔−s 列名記述ファイル名〕 〔−w 表式記述ファイル名〕 〔−v ナル値情報ファイル名〕 〔−b LOB入力ファイル格納用ディレクトリ名〕 〔−q エラーデータファイル名〔,出力行数〕〕 〔−x シェルスクリプトファイル名〕 〔スキーマ名.〕表識別子 |
xtrepOコマンドのオプションは基本的にはxtrepコマンドと同じです。
ここでは,xtrepOコマンド固有のオプションと,意味が変わるものについて説明します。
その他のオプションについては「4.2.2(4)形式」を参照してください。
●−L 反映情報ファイル名 〜<パス名>((1〜255けた))
反映情報ファイルを,絶対パス名で指定します。
次の場合は指定が必要です。
反映情報ファイルでの指定方法については,「5.1.4(4) 反映情報ファイル」を参照してください。
●−g 〔排他情報ファイル名〕 〜<パス名>((1〜255けた))
排他制御方式を指定します。このオプションと排他情報ファイルの関係は次のようになります。
排他情報ファイルでの指定方法については,「5.1.4(3) 排他情報ファイル」を参照してください。
xtrepOコマンドのオプションは,データの抽出後に実行する機能によって,指定できるオプションが異なります。抽出したデータを表に反映する場合は−Rオプションを省略します。ファイルだけを作成して表に反映しない場合は−Rオプションを指定します。
xtrepOコマンドのオプションの組み合わせを,次の表に示します。
表5-1 xtrepOコマンドのオプションの組み合わせ
| オプション | 実行する機能 | ||
|---|---|---|---|
| 指定形式 | 指定内容 | 反映機能 | ファイル作成機能 |
| −r | 反映対象の表名 | △ | × |
| −R | ファイルの作成 | − | ● |
| −o | 出力ファイル名またはディレクトリ名 (削除しない場合) |
△ | ○ |
| −O | 出力ファイル名またはディレクトリ名 (削除する場合) |
△ | × |
| −y | 上書きの可否 | △ | △ |
| −j | 格納対象のRDエリア名 | △ | × |
| −h | 処理対象のホスト名 | △ | △ |
| −H | 反映対象のホスト名(抽出側のホストと反映側のホストが異なるLANで構成されている場合) | △ | × |
| −p | 処理対象のポート番号 | △ | △ |
| −f | 転送先のFESまたはBES | △ | × |
| −d | 格納方式(pdloadの指定値) | △ | × |
| −i | インデクス作成方式(pdloadの指定値) | △ | × |
| −I | pdload制御情報環境変数名 pdloadコマンドライン情報環境変数名 pdload制御情報ファイルsource文情報環境変数名 |
△ | × |
| −l | ログ取得方式(pdloadの指定値) | △ | × |
| −L | 反映情報ファイル名 | △ | △ |
| −n | 一括出力ページ数(pdloadの指定値) | △ | × |
| −z | 0バイト文字の格納(pdloadの指定値) | △ | × |
| −e | エラーログファイル名 | △ | △ |
| −m | 経過メッセージ出力間隔 | △ | △ |
| −g | 排他制御方式 | △ | △ |
| −s | 列名記述ファイル名 | △ | △ |
| −w | 表式記述ファイル名 | △ | △ |
| −v | ナル値情報ファイル名 | △ | △ |
| −b | LOB入力ファイル格納用ディレクトリ名 | △ | △ |
| −q | エラーデータファイル名,出力行数 | △ | × |
| −x | シェルスクリプトファイル名 | × | △ |
| ※ | 抽出対象の表名 | ○ | ○ |
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