HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8
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(1) 抽出側Datareplicatorの送信性能
次のように情報を取得し,送信性能のチューニング要否を判断してください。
- 定期的にhdestateコマンドを実行し,Queue write position,及びQueue read positionの情報を取得してください。
- Queue write positionのオフセット位置からQueue read positionのオフセット位置を引いた値を算出してください。
- 経過時間に比例して,2.で算出した値が増加している場合は,次のチューニングを検討してください。
- 送信間隔
- 更新情報編集バッファサイズ
- 送信マスタプロセス送信間隔
- 更新情報編集バッファ長
- 送信プロセスの抽出情報キューファイル読み込み間隔
- 抽出情報キューI/Oバッファサイズ
ただし,反映情報キューファイルが満杯の場合や,通信回線に障害が発生した場合も,経過時間に比例して2.で算出した値が増加します。その場合は,障害要因を取り除いた後で,再度オフセット位置を取得し,経過時間とオフセット差分の推移を見直してください。
(2) 反映側Datareplicatorの反映性能
次のように情報を取得し,反映性能のチューニング要否を判断してください。
- 定期的にhdsstateコマンドを実行し,Queue write position,及びQueue read positionの情報を取得してください。
- Queue write positionのオフセット位置からQueue read positionのオフセット位置を引いた値を算出してください。
- 経過時間に比例して,2.で算出した値が増加している場合は,次のチューニングを検討してください。
- SQLの性能
- 反映処理コミット間隔
- トランザクション単位反映方式での反映処理コミット間隔
- 表単位反映方式での反映処理コミット間隔
- 反映トランザクション内最大更新SQL数
- COMMIT発行間隔
- 反映処理の同時実行性
- 反映プロセスの反映情報キューファイル読み込み間隔
SQLの性能は,HiRDBのSQLトレースを取得することで判断できます。SQLトレースを取得する場合,環境変数PDSQLTRACEを設定する必要があります。環境変数PDSQLTRACEは,UNIXの場合は反映側Datareplicatorの環境変数に設定してください。Windowsの場合はシステム環境変数又はhirdb.iniに設定してください。PDSQLTRACEの詳細については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」を参照してください。
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