スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 メッセージ

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1.1 メッセージの出力形式

<この節の構成>
(1) 標準エラー出力,又は標準出力の場合
(2) pdcatコマンドで標準出力へ出力する場合
(3) 出力先がイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)の場合

(1) 標準エラー出力,又は標準出力の場合

HiRDBシステムが出力するメッセージの形式を次に示します。

(a) HiRDBのメッセージ出力形式
 
AAAAA hh:mm:ss BBBB CCCCCCCC KFPA00000-E XX....XX
 
又は
 
KFPA00000-E xx....xx
 

AAAAA:プロセスID(AIX版及びHP-UX (IPF)版の場合は10進数10けた,それ以外の場合は10進数5けた)

hh:mm:ss:時分秒(時:分:秒の形式)(10進数8けた)

BBBB:ユニット識別子(英数字4文字)

CCCCCCCC:メッセージ出力要求元サーバ名(英数字8文字)

KFPA00000-E:メッセージID(英数字11文字)

xx....xx :メッセージテキスト(最大243文字)

なお,ユニット識別子とメッセージ出力要求元サーバ名は表示されないことがあります。

(b) プリプロセサのメッセージ出力形式
 
pdcpp: filename, line number: error number: text
 

pdcpp:C言語のプリプロセサのメッセージであることを示します。COBOL言語の場合,pdcblが出力されます。

filename:エラーの発生したUAPソースファイルの名称

line number:エラーが発生したUAPソースファイル内の行番号

error number:メッセージID

text:メッセージの本文

(2) pdcatコマンドで標準出力へ出力する場合

メッセージとして,メッセージIDとメッセージテキストのほかに,付加情報が出力されます。付加情報の出力は,pdcatコマンドのオプションフラグで選択できます。オプションフラグの指定を省略すると,付加情報,メッセージID,及びメッセージテキストがすべて出力されます。

標準出力に出力される付加情報とメッセージの形式を次に示します。

 
AAAAAAA BB....BB CCCCCCC DDDD yyyy/mm/dd hh:mm:ss EEEEEEEE FFFF GGGGGGGG 
HHH KFPA00000-E xx....xx
 

付加情報
AAAAAAA:メッセージ通番(10進数7けた)
BB....BB:プロセスID(AIX版及びHP-UX (IPF)版の場合は10進数10けた,それ以外の場合は10進数5けた)
CCCCCCC:プロセス(サーバ)内メッセージ通番(10進数7けた)
DDDD:HiRDB識別子(英数字4文字)
yyyy/mm/dd:年月日(年/月/日の形式)(10進数10けた)
hh:mm:ss:時分秒(時:分:秒の形式)(10進数8けた)
EEEEEEEE:要求元ホスト名(先頭8文字)
FFFF:ユニット識別子(英数字4文字)
GGGGGGGG:メッセージ出力要求元サーバ名(英数字8文字)
HHH:システムが使用する内部情報(英数字3文字)

メッセージ固定部
KFPA00000-E:メッセージID(英数字11文字)
xx....xx:メッセージテキスト(223文字以内)

なお,一部のメッセージには,要求元のユニット識別子,又は要求元のサーバ名が設定されていない場合があります。

(3) 出力先がイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)の場合

出力先がイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)の場合,メッセージIDとメッセージテキストのほかに,付加情報が出力されます。

HiRDBシステムが出力するメッセージの形式を次に示します。

 
mmm dd hh:mm:ss AA....AA HiRDB[nn....nn]: KFPA00000-E BBBB CCCC xx....xx 
(DD....DD)
 

付加情報
mmm:月(英字3文字)
dd:日付(10進数2けた)
hh:mm:ss:時分秒(時:分:秒の形式)(10進数8けた)
AA....AA:メッセージ出力要求元ホストの標準ホスト名称(英数字最大63文字)
nn....nn:プロセスID(AIX版及びHP-UX (IPF)版の場合は10進数10けた,それ以外の場合は10進数5けた)
KFPA00000-E:メッセージID(英数字11文字)
BBBB:HiRDB識別子(英数字4文字)
CCCC:HiRDBのユニット識別子(英数字4文字)
xx....xx:メッセージテキスト
DD....DD:メッセージ出力要求元プロセスID

注※
メッセージテキストとメッセージ出力要求元プロセスIDの合計は,最大233文字(間の1文字の空白も含む)です。233文字を超えた部分は,切り捨てられます。

なお,一部のメッセージにはHiRDB識別子,HiRDBのユニット識別子,及びメッセージ出力要求元プロセスIDが設定されていない場合があります。このとき,これらの付加情報を空白で表示するものと,付加情報を表示しないでメッセージテキストをそのまま表示するものがあります。