スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス
FETCH文,SELECT文,EXECUTE文,及びEXECUTE IMMEDIATE文で埋込み変数にデータを取り出す場合,取り出した値がナル値のとき,標識変数には負の値が設定されます。このときの埋込み変数の値は保証しません。ただし,埋込み変数へのナル値の既定値設定機能を使用すると,埋込み変数に既定値が設定されます。また,ナル値のデータに対しても標識変数を指定する必要はありません。ただし,この機能はデータを取り出す場合にだけ適用されます。
既定値設定機能を使用するには,UAPの実行時に,クライアント環境定義でPDDFLNVALを設定しておく必要があります。
クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
なお,既定値設定機能は,リモートデータベースアクセスでは使用できません。
埋込み変数に設定されるナル値の既定値を次の表に示します。
表1-22 埋込み変数に設定されるナル値の既定値
分 類 | データ型 | 既定値 | |
---|---|---|---|
数データ | INTEGER | 0 | |
SMALLINT | |||
DECIMAL | |||
LARGE DECIMAL | |||
FLOAT | |||
SMALLFLT | |||
文字データ | CHARACTER(n) | 既定文字集合又は 文字集合(UTF16以外) |
nバイトの空白 |
文字集合(UTF16) | n/2文字の空白 | ||
VARCHAR(n) | 既定文字集合又は 文字集合(UTF16以外) |
1バイトの空白※1 | |
文字集合(UTF16) | 1文字の空白 | ||
各国文字データ | NCHAR(n) | n文字の空白※2 | |
NVARCHAR(n) | 1文字の空白※2 | ||
混在文字データ | MCHAR(n) | nバイトの空白 | |
MVARCHAR(n) | 1バイトの空白 | ||
日付データ | DATE | 1年1月1日 | |
時刻データ | TIME | 0時0分0秒 | |
時刻印データ | TIMESTAMP | 1年1月1日0時0分0秒※3 | |
日間隔データ | INTERVAL YEAR TO DAY | 0か年0か月0か日間 | |
時間隔データ | INTERVAL HOUR TO SECOND | 0時間0分0秒間 | |
長大データ※4 | BLOB(n) | 長さ0バイトのデータ | |
バイナリデータ※4 | BINARY(n) | 長さ0バイトのデータ |
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