スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
分散サーバでエラーが発生し,分散クライアントに次の表に示すSQLCODEが設定された場合,GET DIAGNOSTICS文で詳細情報を取得できます。詳細情報を出力するときに,SQL連絡領域のSQLCAIDE領域の内容も出力すると,分散サーバのDBMSの種別が特定できます。
GET DIAGNOSTICS文では,次に示す四つの詳細情報を取得できます。
なお,GET DIAGNOSTICS文で詳細情報を取得中に分散サーバで発生したエラーについては,詳細情報を取得できません。
分散サーバでエラーが発生した場合にGET DIAGNOSTICS文で取得できる文情報項目を次の表に示します。
表12-13 分散サーバでエラーが発生した場合にGET DIAGNOSTICS文で取得できる文情報項目
文情報項目名 | SQL文 | 内 容 |
---|---|---|
NUMBER | CALL文以外 | 1 |
CALL文 | 1+分散サーバの診断領域中のエラー数 | |
MORE | CALL文以外 | N |
CALL文 | Y:分散サーバで発生したエラーの数 >分散サーバの診断領域中のエラー数 N:分散サーバで発生したエラーの数 =分散サーバの診断領域中のエラー数 |
分散サーバでエラーが発生した場合,条件番号に1を指定すると,GET DIAGNOSTICS文で条件情報項目を取得できます。また,分散サーバでCALL文のエラーが発生した場合,条件番号に2以上を指定すると,GET DIAGNOSTICS文で分散サーバの診断領域中の診断情報を取得できます。
分散サーバでエラーが発生した場合,条件番号に1を指定した場合に取得できる条件情報項目を次の表に示します。
表12-14 分散サーバでエラーが発生した場合に条件番号に1を指定したGET DIAGNOSTICS文で取得できる条件情報項目
条件情報項目名 | 情報の有無 | 内 容 |
---|---|---|
RETURNED_SQLCODE | 有 | 分散サーバが返したSQLCODE※1 |
無 | 0※2 | |
ERROR_POSITION | 無 | 0 |
ERROR_SQL_NO | 無 | 0 |
ERROR_SQL | 無 | 1文字の空白 |
ROUTINE_TYPE | 無 | 1文字の空白 |
ROUTINE_SCHEMA | 無 | 1文字の空白 |
ROUTINE_NAME | 無 | 1文字の空白 |
MESSEAGE_TEXT | 有 | 分散サーバが返したメッセージテキスト |
無 | 1文字の空白 | |
RDNODE_NAME | 有 | 分散サーバのRDノード名称 |
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