スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
データベースにアクセスする個々のSQL文は,その時点の現行SQLコネクションと呼ばれる一つのSQLコネクションを使用して実行します。複数のSQLコネクションが生成されている場合でも,各時点の現行SQLコネクションは一つだけです。現行SQLコネクションの接続先のRDノードを現行RDノードと呼びます。
存在しているSQLコネクションの内で現行SQLコネクション以外のものは,SET CONNECTION文を発行することでいつでも現行SQLコネクションにできます。
現行SQLコネクションが設定される契機と,設定後の現行RDノードを次の表に示します。
表12-2 現行SQLコネクションの設定
設定の契機 | 現行RDノード |
---|---|
RDノードを指定しないCONNECT文を実行 | 既定RDノード |
RDノード指定CONNECT文を実行 | 指定された分散RDノード |
分散RDノードを指定したSET CONNECTION文を実行 | 指定された分散RDノード |
DEFAULTを指定したSET CONNECTION文を実行 | 既定RDノード |
現行RDノードを指定したRDノード指定DISCONNECT文を実行 | 既定RDノード |
現行SQLコネクションと,その時点でアクセスできるデータベースの範囲の関係を次の表に示します。
表12-3 現行SQLコネクションとアクセスできるデータベースの範囲
現行SQLコネクション | アクセスできるデータベースの範囲 |
---|---|
既定SQLコネクション |
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分散RDノードへのSQLコネクション |
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