スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
再接続トレースは,自動再接続機能で再接続が行われた場合,HiRDBが内部的に管理している接続ハンドルの値,再接続前の接続情報,再接続後の接続情報,及び再接続時刻を,再接続トレースファイルに出力します。この情報は,CosminexusのPRFトレース機能で出力されるトレース中の接続情報を追跡するために使用します。
再接続トレースは,クライアント環境定義PDRCTRACEに値を設定すると取得できます。
再接続トレースファイルは,クライアント環境定義PDCLTPATHに指定したディレクトリに二つ作成されます。作成されるファイル名称は,pdrcnct1.trc,及びpdrcnct2.trcです。
再接続トレースは,自動再接続機能で自動的に接続が行われた場合に出力されます。
再接続トレースの出力例を次に示します。
[1] [2] [3] [4] 40004250 S 2004/04/12 11:10:36.766 - 2004/04/12 11:10:41.846 sds:9:23763 => sds:10:23750 40004250 S 2004/04/12 11:11:07.491 - 2004/04/12 11:11:12.547 sds:10:23750 => sds:11:23765 40004850 F 2004/04/12 11:17:58.285 - 2004/04/12 11:18:23.395 sds:14:23751 => 40005050 S 2004/04/12 11:27:35.098 - 2004/04/12 11:27:40.152 sds:1:24414 => sds:2:24418 |
CosminexusのPRFトレースには,出力例の4で示した接続情報が出力されます。その後,自動再接続機能で再接続が行われた場合は,次の手順で付き合わせを行います。
再接続トレース出力中に再接続ログファイルの容量が一杯になると,そのファイルへは出力しないで,もう一方の再接続トレースファイルに再接続ログを出力します。この場合,切り替え先の再接続トレースファイルに格納されている古い再接続トレースは消去され,新しい再接続トレースに書き換えられます。このため,長時間運用をする場合は,必要に応じて再接続トレースファイルの内容をコピーして,バックアップを取得しておいてください。
なお,現在使用している再接続トレースファイルを知りたい場合は,ファイルの最終更新日時を調べてください。最終更新日時の新しい方が現在使用している再接続トレースファイルになります。
HiRDBクライアントがWindows版の場合はdirコマンド又はエクスプローラで,ファイルの最終更新日時を調べてください。
HiRDBクライアントがUNIX版の場合はOSのls -lコマンドで,ファイルの最終更新日時を調べてください。
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