スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
配布ウィザードを使用すると,外部Javaストアドルーチン開発の,次の部分の操作ができます。
配布ウィザードプロファイルとは,配布ウィザードの作業内容を保存したファイルのことをいいます。このファイルは,同一作業を繰り返して実行するときに使用すると便利です。
外部Javaストアドルーチンの開発に利用できるプログラムインタフェースとして,次の二つがあります。
JBuilder DataExpressは,JBuilderで提供されるデータベースのAP開発支援の機能名であり,JDBC APIをカプセル化しています。データベース接続,問合せ,更新制御,ストアドプロシジャの呼び出しなど,機能をコンポーネント化して,クラスとして提供されています。
配布ウィザードは,Javaのパッケージの形態でJARファイルとして提供され,HiRDB/Developer's Kitの中に含まれています。
JARファイル名称は次のようになっています。
JARファイルは,HiRDB/Developer's Kitをインストールすると,インストールディレクトリ下に作成されます。HiRDB/Developer's Kitをインストールした後に作成されるディレクトリ及びファイルについては,「6.4 HiRDBクライアントのディレクトリ及びファイル構成」を参照してください。
JBuilderで配布ウィザード機能を使用するためには,JBuilderがインストールされているマシンに対して,次の作業をする必要があります。
JBuilder上でJDBCドライバを使用する場合,JBuilderが管理するクラスパスへJDBCドライバのパスを追加する必要があります。追加方法を次に示します。
# HiRDB JDBCドライバ addpath /HiRDB/utl/pdjdbc.jar
# HiRDB JDBCドライバ addpath c:\Program Files\Hitachi\HiRDB\utl\pdjdbc.jar
JDBCエクスプローラ及びデータベースパイロットは,接続時にディクショナリ表を参照するため,システム定義のpd_max_access_tablesオペランドの指定値を16以上にする必要があります。pd_max_access_tablesオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。
HiRDBが利用するJREのバージョンとJBuilderのJDKのバージョンが異なる場合,JBuilderのJDKのバージョンを,HiRDBが利用するJREのバージョンと互換性のあるバージョンに切り替える必要があります。
変更手順については,JBuilderのドキュメントを参照してください。
JBuilderのメニューの「ツール(T)」を選択し,表示されたプルダウンメニューの「HiRDB Javaストアドプロシジャ/ファンクションの配布」を選択してください。
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