スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
6.6.5 HiRDBサーバと接続するための環境変数と接続形態との関係
HiRDBサーバと接続するための環境変数と接続形態との関係を次の表に示します。
表6-35 環境変数と接続形態との関係
環境変数 |
HiRDB/シングルサーバ |
HiRDB/パラレルサーバ |
シングルフロント
エンドサーバ |
マルチフロントエンドサーバ |
通常接続 |
高速接続 |
通常接続 |
高速接続 |
通常接続 |
フロントエンド
サーバ指定接続 |
FESホストダイレクト接続 |
高速接続 |
PDHOST |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
PDFESHOST |
− |
− |
− |
○ |
− |
○ |
○ |
PDNAMEPORT |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
PDSERVICEPORT |
− |
○ |
− |
○ |
− |
− |
○ |
PDSERVICEGRP |
− |
○ |
− |
○ |
− |
○ |
○ |
PDSRVTYPE |
− |
△ |
− |
△ |
− |
− |
△ |
- (凡例)
- ○:必ず指定します。
- △:HiRDBサーバがLinux版又はWindows版の場合,指定が必要です。
- −:指定する必要はありません。
- 注1
- 高速接続,FESホストダイレクト接続,通常接続の順に,必ず指定する環境変数がすべて指定されている接続形態が選択されます。このとき,不要な環境変数は使用されません。
- 注2
- 推奨する接続形態は以下の通りです。
- 高速接続をお勧めします。
- マルチフロントエンドサーバを適用した構成で,フロントエンドサーバを効率良く利用したい場合(※)
通常接続をお勧めします。
- (※)通常接続,FESホストダイレクト接続の場合,UAPが接続時にシステムマネジャプロセスやノードマネジャプロセスに対して接続を行います。このため,多数のUAPが同時に接続した際など,システムシステムマネジャプロセスやノードマネジャプロセスに負荷がかかり,システム全体に影響がでる場合があります。
- 参考
- FESホストダイレクト接続を適用している環境では,高速接続に接続形態を変更することを推奨します。なお高速接続に変更する場合,表6-35で示す環境変数のほかに,スケジューラのポート番号を設定する必要があります。
- スケジューラのポート番号の設定については,以下のマニュアルを参照して下さい。
- HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)25.5.2 ポート番号の指定方法
- HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)23.5.2 ポート番号の指定方法
- 注3
- HiRDBサーバへの接続時間,及び接続時に使用するTCPポート数の関係を次に示します。
- 通常接続>FESホストダイレクト接続>高速接続
- 接続時間を短くしたい場合は,高速接続にすることをお勧めします。ただし,接続するフロントエンドサーバを効率良く利用したい場合は,通常接続にすることをお勧めします。
- 通常接続時に使用するTCPポート数を減らしたい場合は,クライアント環境定義PDTCPCONOPTに1を指定することで,使用するTCPポート数を減らすことができます。PDTCPCONOPTについては,「6.6.4 クライアント環境定義の設定内容」を参照してください。
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