スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

15.2.4 workdir文

pddbst実行時に使用する作業用ワークファイルの出力先ディレクトリを指定します。作業用ワークファイルは,DB状態解析の実行やソート処理のために,pddbstが使用するファイルです。

<規則>
  1. workdir文は,制御文ファイル中に一つだけ指定できます。
  2. workdir文を省略した場合,シングルサーバ又はシステムマネジャのホストの,次の表に示すディレクトリに作業用ワークファイルを作成します。このファイルはpddbst終了後に削除されますが,異常終了した場合などは削除されないことがあります。

    表15-1 pddbstが作業用ワークファイルを出力するディレクトリ

    workdir文の指定 システム定義のpd_tmp_directoryオペランドの指定
    あり なし
    環境変数TMPの指定
    あり なし
    あり workdir文に指定したディレクトリ
    なし pd_tmp_directoryに指定したディレクトリ TMPに指定したディレクトリ %PDDIR%\tmpディレクトリ

    注※ コマンド実行環境の環境変数の指定

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 説明

(1) 形式

 
 workdir dir=作業用ワークファイル用ディレクトリ名
 

(2) 説明

(a) 作業用ワークファイル用ディレクトリ名

   〜<パス名>((1000バイト以内))

作業用ワークファイルの出力先ディレクトリを絶対パス名で指定します。

<規則>
  1. HiRDB/パラレルサーバの場合,システムマネジャがあるホストのディレクトリを指定してください。
  2. 指定するディレクトリには,HiRDB管理者のアクセス権限がなければなりません。
  3. ディレクトリ名に空白を含む場合は,引用符(")で囲んでください。
  4. 指定したディレクトリに同一ファイルがない場合はファイルを作成し,既にある場合はファイルが上書きされます。