スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
デファードライト処理に関する統計情報を次に示します。
pdstedit VV-RR(Object Option) ***** DEFERRED WRITE INFORMATION *****
INPUT :c:\tmp\pdstj1 [1]
OUTPUT RANGE :**/**/** **:**:** - **/**/** **:**:** [2]
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HOST = test [3]
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EDIT TIME 2004/03/11 10:00:00 - 2004/03/11 12:00:00 [4]
[5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13]
SERVER EXEC TRG PRSYC SYNC DBSYC RDSYC END CANCL
----- ----- ----- ----- ----- ----- ----- -----
[14] [15] [16] [17] [18]
PMAX PMIN PAVG TOTAL AVG
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sds 103 15 44 44 0 0 32 12
1 1 1 3.56k 35
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FILE KIND LOG KIND FIRST LAST NUM
STJ dfw 2004/03/11 10:15:08 2004/03/11 12:33:31 103
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- [説明]
- 統計入力アンロードファイル名,又は統計入力アンロードファイル格納ディレクトリ名(最大58バイト)
- 出力指定日時(出力開始日時−出力終了日時)
- デファードライト処理に関する統計情報の出力要求元ホスト名
- 編集時間の範囲(取得開始時刻−取得終了時刻)
- デファードライト処理に関する統計情報の出力要求元サーバ名
- デファードライト要求回数
集計した時間内にデファードライト(遅延書き込み処理)をした回数です。
- トリガ回数
集計した時間内に,グローバルバッファ内の更新ページ比率(総バッファ面数に占める更新バッファ数の比率)が,ある一定値に達した場合にデファードライト処理を要求した回数です。
- プレシンク回数
集計した時間内に,シンクポイントダンプ出力間隔に達する前の,ある一定値に達した場合(次のシンクポイントまでにシステムログファイルへの出力回数が,ある一定値に達した場合)にデファードライト処理を要求した回数です。
- シンクポイント発生回数
集計した時間内に発生したDBシンクポイント回数(データベース整合性保証のため同期点を取った回数)です。
- データベースのシンクポイント発生回数
シンクポイント処理を有効化できないシンクポイント契機で,更新バッファをデータベースに反映する処理の回数です。
- RDエリアのシンクポイント発生回数
RDエリアに対応するすべての更新ページを,ディスクへ出力する処理の回数です。
- プレシンク完了状態(出力回数)
集計した時間内に,シンクポイントダンプ出力間隔に達する前の,ある一定値に達した場合(次のシンクポイントまでにシステムログファイルへの出力回数が,ある一定値に達した場合)にデファードライト処理を要求したとき,シンクポイントに達するまでにバッファ上のすべての更新バッファをHiRDBファイルに出力できた回数です。
- プレシンク完了状態(キャンセル回数)
集計した時間内に,シンクポイントダンプ出力間隔に達する前の,ある一定値に達した場合(次のシンクポイントまでにシステムログファイルへの出力回数が,ある一定値に達した場合)にデファードライト処理を要求したとき,すべての更新バッファをHiRDBファイルに出力できないままシンクポイント処理が発生したため,途中でキャンセルした回数です。
- ディスクボリューム単位の並列度(最大値)
集計した時間内に発生したデファードライト処理によって更新があったディスクボリューム(HiRDBファイルシステム領域)数の最大値です。ただし,NTFSにHiRDBファイルシステム領域を作成している場合は,HiRDBファイルシステム領域が複数でもまとめて1としてカウントされます。
最大値及び最小値が1の場合は,特定のディスクボリューム(HiRDBファイルシステム領域)にだけ出力が集中していることを意味します。そのため,更新が発生するRDエリアを作成するディスクボリューム(HiRDBファイルシステム領域)を分けることをお勧めします。また,デファードライト処理の並列WRITE機能使用時は最大値がpd_dfw_awt_process指定値以上がよいです。
- ディスクボリューム単位の並列度(最小値)
集計した時間内に発生したデファードライト処理によって更新があったディスクボリューム(HiRDBファイルシステム領域)数の最小値です。
最大値及び最小値が1の場合は,特定のディスクボリューム(HiRDBファイルシステム領域)にだけ入出力が集中しているので,更新が発生する一つ又は複数のRDエリアを作成するディスクボリューム(HiRDBファイルシステム領域)を分けることをお勧めします。
- ディスクボリューム単位の並列度(平均値)
集計した時間内に発生したデファードライト処理によって更新があったディスクボリューム(HiRDBファイルシステム領域)数の平均値です。
- 出力ページ数(合計)
集計した時間内にバックグラウンドで動作するデファードライト(遅延書き込み処理)によって,HiRDBファイルへ出力したページ数の合計値です。
- 出力ページ数(平均)
集計した時間内にバックグランドで動作するデファードライト(遅延書き込み処理)によって,HiRDBファイルへ出力したページ数の平均値です。
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