スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)

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11.4 pdreclaimの処理結果

pdreclaimのリターンコードが0又は4の場合,標準出力にpdreclaimの処理結果が表示されます。

<この節の構成>
(1) pdreclaim(-j及び-aなし)の処理結果(表の使用中空きページ解放)
(2) pdreclaim(-j又は-aあり)の処理結果(表の使用中空きセグメント解放)
(3) pdreclaim(-j及び-aなし)の処理結果(インデクスの使用中空きページ解放)
(4) pdreclaim(-j又は-aあり)の処理結果(インデクスの使用中空きセグメント解放)
(5) 処理結果についての注意事項

(1) pdreclaim(-j及び-aなし)の処理結果(表の使用中空きページ解放)

 
pdreclaim VV-RR         *** DB RECLAIM ***         YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
 
TABLE NAME : USERA.TBL01 [2]
[3]     [4]                                [5]            [6]            [7]
No.  RDAREA NAME                        PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT
  1  USER01                                 11,832            250         51,051
  2  USER02                                 10,452            242         51,051
 
     18244 11:02:08 un01          KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0

[説明]
  1. 処理結果のヘッダ。
    VV-RR:バージョン,リビジョン番号
    YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
  2. 処理対象の表名。
    スキーマ単位に処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
  3. 通番。
  4. 表格納用RDエリア名。
  5. 解放したページ数。
  6. 解放できるセグメント数。
    解放できるセグメント数は,pdreclaimの使用中空きページ解放で未使用セグメント化ができるようになったセグメント数だけでなく,LOCK文を実行した表に対するDELETE文によって未使用セグメント化ができるようになるセグメント数も含みます(ログレスモードでDELETE文を実行すると,自動的にLOCK文を実行した状態となります)。
  7. グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
    解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。

(2) pdreclaim(-j又は-aあり)の処理結果(表の使用中空きセグメント解放)

 
pdreclaim VV-RR         *** DB RECLAIM ***         YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
 
TABLE NAME : USERA.TBL01 [2]
[3]      [4]                               [5]            [6]            [7]
No.  RDAREA NAME                        PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT
  1  USER01                                      -            250         17,017
  2  USER02                                      -            242         17,017
 
     18250 11:03:20 un01          KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0
 

[説明]
  1. 処理結果のヘッダ。
    VV-RR:バージョン,リビジョン番号
    YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
  2. 処理対象の表名。
    スキーマ単位に処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
  3. 通番。
  4. 表格納用RDエリア名。
  5. -jオプション指定時は−(固定)。-aオプション指定時は解放したページ数。
  6. 解放したセグメント数。
  7. グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
    解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。

(3) pdreclaim(-j及び-aなし)の処理結果(インデクスの使用中空きページ解放)

 
pdreclaim VV-RR         *** DB RECLAIM ***         YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
 
INDEX NAME : USERA.(PRIMARY0000131193)  [2]
[3]      [4]                        [5]            [6]            [7]            [8]
No.  RDAREA NAME                 PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT     COMPACTION
  1  USER01                              32              0            227             58
  3  USER02                              32              0            227             58
 
INDEX NAME : USERA.IDX01
No.  RDAREA NAME                 PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT     COMPACTION
  1  USER01                             891             16          6,259          1,595
  3  USER02                             891             16          6,259          1,595
 
INDEX NAME : USERA.IDX02
No.  RDAREA NAME                 PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT     COMPACTION
  1  USER01                              97             14            682            174
 
     18246 11:04:10 un01          KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0
 

[説明]
  1. 処理結果のヘッダ。
    VV-RR:バージョン,リビジョン番号
    YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
  2. 処理対象のインデクス名。
    複数のインデクスを処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
  3. 通番。
  4. インデクス格納用RDエリア名。
  5. 解放したページ数。
  6. 解放できるセグメント数。
    解放できるセグメント数は,pdreclaimの使用中空きページ解放で未使用セグメント化ができるようになるセグメント数だけでなく,LOCK文を実行した表に対するDELETE文によって未使用セグメント化ができるようになるセグメント数も含みます(ログレスモードでDELETE文を実行すると,自動的にLOCK文を実行した状態となります)。
  7. グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
    解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスしたり,上位ページに戻って解放処理をしたりすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。
  8. 該当資源を格納するページ内でページコンパクションをしたページ数。
    残存エントリがあるページだけがページコンパクション対象となります。

(4) pdreclaim(-j又は-aあり)の処理結果(インデクスの使用中空きセグメント解放)

 
pdreclaim VV-RR         *** DB RECLAIM ***         YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
 
INDEX NAME : USERA.(PRIMARY0000131193)  [2]
[3]       [4]                       [5]           [6]            [7]             [8]
No.  RDAREA NAME                 PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT     COMPACTION
  1  USER01                               -              0             44              -
  3  USER02                               -              0             44              -
 
INDEX NAME : USERA.IDX01
No.  RDAREA NAME                 PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT     COMPACTION
  1  USER01                               -             16          1,204              -
  3  USER02                               -             16          1,204              -
 
INDEX NAME : USERA.IDX02
No.  RDAREA NAME                 PAGE COUNT  SEGMENT COUNT   ACCESS COUNT     COMPACTION
  1  USER01                               -             14            131              -
 
     18252 11:05:25 un01          KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0
 

[説明]
  1. 処理結果のヘッダ。
    VV-RR:バージョン,リビジョン番号
    YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
  2. 処理対象のインデクス名。
    複数のインデクスを処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
  3. 通番。
  4. インデクス格納用RDエリア名。
  5. -jオプション指定時は−(固定)。-aオプション指定時は解放したページ数。
  6. 解放したセグメント数。
  7. グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
    解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスしたり,上位ページに戻って解放処理をしたりすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。
  8. -jオプション指定時は−(固定)。

(5) 処理結果についての注意事項

処理結果の出力順序は,完了した資源の順番となります。

なお,-j又は-aオプション指定ありの場合,pdreclaimが処理結果に表示する「解放したページ数」と,pddbstでの解析結果の「解放できるページ数(Collect Prearranged Page)」は一致しないことがあります。また,解放できるセグメント数(-j及び-aオプション指定なしのpdreclaimの処理結果)と,解放したセグメント数(-j又は-aオプション指定ありのpdreclaimの処理結果)も一致しないことがあります。一致しない理由を次に示します。

(a) 解放できると予測しながらpdreclaimで解放できない場合
(b) 解放できないと予測しながらpdreclaimで解放できる場合