スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)

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8.9.4 index文インデクス情報ファイルの情報の記述)

インデクス情報を出力するインデクス情報ファイルの情報を指定します。

<適用基準>
  • -k rorg,又は-k reldの場合
    システム定義のpd_tmp_directoryオペランド及び環境変数TMPを指定していない場合,index文は,%PDDIR%\tmpディレクトリの容量不足を発生させないよう,できるだけ指定するようにしてください。
    インデクスの数,又はインデクスの格納RDエリア数が多い場合は,idxwork文を指定すると便利です。
  • -k ixmkの場合
    必ず指定してください。
  • -k ixrc,又は-k ixorの場合
    インデクス格納RDエリア単位にインデクスの再作成,又はインデクスの再編成をするときに指定します(インデクス単位に処理する場合はidxname文を指定します)。

<規則>
  1. index文は,インデクス格納用RDエリアごとに1文指定します。
  2. インデクスを定義していない表の再編成,及びインデクス更新モードの場合には,index文を指定する必要はありません。
  3. index文を省略した場合,ユティリティがファイル名称を決定し,インデクス情報ファイルを作成します。作成先ディレクトリは,idxwork文を省略している場合,インデクスが格納されているサーバの表8-40に示すディレクトリになります。
    ユティリティが名称を決定してインデクス情報ファイルを作成した場合,インデクス一括作成完了後,ユティリティがファイルを削除しますが,index文を指定した場合,-oオプションを指定しないとインデクス一括作成完了後にファイルを削除しません。そのため,ユーザがファイルを削除する必要があります。
  4. index文とidxwork文を同時に指定した場合,index文の指定が有効となります。
<この項の構成>
(1) 形式
(2) 説明

(1) 形式

 
 index インデクス識別子 〔RDエリア名〕 インデクス情報ファイル名
 

(2) 説明

(a) インデクス識別子

インデクスのインデクス識別子を指定します。

インデクス識別子を引用符('')で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。引用符で囲まない場合は,すべて英大文字として扱われます。また,インデクス識別子に空白が含まれている場合は,引用符で囲んでください。

(b) RDエリア名

   〜<識別子>((1〜30))

横分割表の場合,インデクスを格納しているRDエリアの名称を指定します。

RDエリア名を引用符('')で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。引用符で囲まない場合は,すべて英大文字として扱われます。また,RDエリア名に空白が含まれている場合は,引用符で囲んでください。

(c) インデクス情報ファイル名

   〜<パス名>

インデクス情報を出力するインデクス情報ファイルの名称を絶対パス名で指定します。

なお,インデクス遅延一括作成機能で出力したインデクス情報ファイルを使用してインデクスの再作成をする場合,インデクス情報ファイルのファイル名にHiRDBファイルを使用できます("HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル"は167文字以内にしてください)。