スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
データベース定義ユティリティの結果は,ユティリティ実行時のリターンコード,又はディクショナリ表を検索することで確認できます。リターンコードの意味を次に示します。
リターンコード | 意味 | 対策方法 | HiRDBの動作 |
---|---|---|---|
0 | 正常終了(SQLがエラーとなった場合も含む) | 該当しません。 | 該当しません。 |
8 | メモリ不足 | ほかのプロセスが終了してから再度実行するか,又はメモリを増やしてください。 | 処理を中断して,pddefを終了します。 |
オプション指定エラー | オプションを正しく指定してください。 |
リターンコード | 意味 | 対策方法 | HiRDBの動作 |
---|---|---|---|
0 | 正常終了 | 該当しません。 | 該当しません。 |
4 | HiRDB接続時のエラー | 設定している環境変数を見直してください。 | 処理を中断して,pddefを終了します。 |
SQLエラー | 実行したSQLを見直してください。 | 処理を続行します。 | |
8 | メモリ不足 | ほかのプロセスが終了してから再度実行するか,又はメモリを増やしてください。 | 処理を中断して,pddefを終了します。 |
オプション指定エラー | オプションを正しく指定してください。 |
次のSQL文でエラーが発生した場合,GET DIAGNOSTICS文が実行され,エラー情報が出力されます。ただし,SQL文中に注釈がある場合,ERROR_POSITIONには注釈を除いた値が表示されます。
エラー情報の形式を次の図に示します。
図4-2 エラー情報の形式
SQL文の最初に現れた「/*」以降を注釈とみなします。それ以降,指定したすべての文字(セミコロンを含む)を注釈として扱います。また,注釈の開始を示す「/*」以降,最初に現れた「*/」を注釈の終了とみなします。
例を次に示します。
(例1) CREATE TABLE T1 (C1 INT) ; /* CU ADDRESS TABLE */ …注釈の開始・終了 (例2) CREATE TABLE T1 /* CU ADDRESS TABLE */ (C1 INT) ; …注釈の開始・終了 (例3) CREATE TABLE T1 /* CU ADDRESS …注釈の開始・継続 TABLE */ (C1 INT) ; ………………注釈の終了 (例4) CREATE TABLE T1 /* CU ADDRESS TABLE * (C1 INT) ; …注釈の開始・継続 (例5) CREATE TABLE T1 /* CU /* ADDRESS */ TABLE */ (C1 INT) ; …注釈の開始・終了
引用符(")やアポストロフィ(')で囲まれた「/* 〜 */」は注釈とみなされません。注釈の記述方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 SQLリファレンス」のSQLの記述形式を参照してください。また,注釈の扱いは会話型SQL実行ユティリティ(HiRDB SQL Executer)とは異なるので注意してください。
pdntenvコマンドで文字コードとしてutf-8を選択した場合,pddefの入力ファイルには,BOMを持つファイルを使用できます。なお,pddefの入力ファイルとしてBOMを持つファイルを使用しても,BOMは読み飛ばされます。
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