スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)

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pdls【-d mem】サーバの共用メモリの状態表示

機能

サーバの共用メモリの情報を表示します。ホストに対応するユニットで使用中の共用メモリサイズを,ユニットごとに表示します。

形式

 
 pdls -d mem 〔{-x ホスト名〔,ホスト名〕…|-u ユニット識別子〔,ユニット識別子〕…}〕
 

オプション

特定のホストについて情報を表示したい場合,そのホスト名を指定します。複数のホスト名を指定する場合,コンマの前後には空白を含めないでください。

特定のユニットについて情報を表示したい場合,そのユニット識別子を指定します。複数のユニット識別子を指定する場合,コンマの前後には空白を含めないでください。

注意事項

  1. pdls -d memコマンドのリターンコードは,0の場合は正常終了,8の場合は異常終了となります。

出力形式

 
 HOSTNAME : aa...a(bbccdd)
 SHM-ID  GET-SIZE  ACT-SIZE SHM-OWNER          POOL-ID
 ee...e    ff...f    gg...g    hh...h           ii...i
   :          :         :         :                :
 

[説明]

aa...a
ホスト名(32文字以内)

bbccdd
pdlsコマンドを実行した時刻(時分秒)

ee...e
共用メモリセグメントの識別子(10進数10けた以内)
6けたで表示できる値を超えたときは,以降の表示はその分だけ右側にずれます。

ff...f
確保サイズ(10進数10けた以内)(単位:バイト)
9けたで表示できる値を超えたときは,以降の表示はその分だけ右側にずれます。

gg...g
使用サイズ(10進数10けた以内)(単位:バイト)
9けたで表示できる値を超えたときは,以降の表示はその分だけ右側にずれます。

hh...h
共用メモリを使用するプロセスの属性(8文字以内)
共用メモリの種類 hh...hの内容
ユニットコントローラ用共用メモリ MANAGER
グローバルバッファ用共用メモリ 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用するユニットの場合 ユニット名を()で囲んだ文字列
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用しないユニットの場合 この共用メモリを使用するサーバ名
インメモリデータバッファ用共用メモリ この共用メモリを使用するサーバ名
ユティリティ用共用メモリ UTILITY
セキュリティ監査情報用バッファ用共用メモリ AUDDEF

ii...i
プール識別子(16文字以内)
共用メモリの種類 ii...iの内容
ユニットコントローラ用共用メモリ 表示されません。
グローバルバッファ用共用メモリ 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用するユニットの場合 ユニット内での通番
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用しないユニットの場合 この共用メモリを使用するサーバ内での通番
インメモリデータバッファ用共用メモリ この共用メモリを使用するサーバ内での通番
ユティリティ用共用メモリ 一意な文字列
セキュリティ監査情報用バッファ用共用メモリ なし

ff...f(確保サイズ)とgg...g(使用サイズ)は,常に一致した値(確保サイズの値)が表示されます。

注※
通番は,次に示す表で説明する通番の最小値から昇順に割り当てられます。
条件 通番の最小値
グローバルバッファの動的変更機能の使用有無 pd_max_add_
dbbuff_noの指定
pd_max_add_dbbuff_
shm_noの指定
使用している
pd_dbbuff_modify = Y
指定あり 指定あり a+17
指定なし a+1
指定なし 指定あり a+17
指定なし 1017
使用していない
pd_dbbuff_modify = N
17

(凡例)
−:該当しない
a:pd_max_add_dbbuff_shm_noの値
pd_max_add_dbbuff_shm_noオペランドの省略値については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」で確認してください。