スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
pdcspool(トラブルシュート情報及び作業用一時ファイルの削除)
機能
HiRDBが作成した,次のファイルを削除します。
実行者
HiRDB管理者が実行できます。
形式
pdcspool 〔-i〕〔-d日数〕〔-k 種別〕 |
オプション
トラブルシュート情報が格納された各ファイルを削除するときに,標準出力にプロンプトを返し,削除するかどうかを確認します(作業用一時ファイルの場合はプロンプトを返しません)。プロンプトにyを応答すると,該当ファイルが削除されます。省略した場合は,プロンプトを出力しないで該当ファイルを削除し,削除したファイル名が標準出力に出力されます。
pdcspoolコマンドを実行した時刻から換算して「24時間×指定した日数」以前に作成されたファイルを削除対象とします。例えば,日数に10を指定した場合,240時間前の時点より,以前に作成されたファイルが削除対象となります。
0を指定した場合は,スプール下のトラブルシュート情報,及び作業用一時ファイル格納ディレクトリ下の作業用一時ファイルをすべて削除対象とします。ただし,0を指定した場合でも,下記ファイルについては,ファイルの更新日付が本コマンド起動時刻から1時間以内のものは削除対象としません。ファイルが残っている場合は,1時間後に再度コマンドを実行してください。
省略した場合は,24時間以前に作成されたスプール下のトラブルシュート情報,及び作業用一時ファイル格納ディレクトリ下の作業用一時ファイルが削除対象となります。
pdcopy,pdrstrなど,処理が長時間になるコマンドを定期的に実行するような運用の場合,実行完了に要する時間以上の値を指定してください。
削除するトラブルシュート情報の範囲を指定します。
省略した場合,アクセスパス情報以外のトラブルシュート情報が削除されます。また,作業用一時ファイルの場合,このオプションは指定できません。
規則
注意事項
ディレクトリ名 | 出力ファイルの内容 | -kオプション | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
all | dump | 省略時 | |||
tmp | 作業用一時ファイル | ○ | ○ | ○ | -dオプションに0を指定した場合,このコマンドの起動時刻から3600秒以上経過した更新日付のファイルが削除されます。 |
pdsqldump | アクセスパス情報 | ○ | × | × | クライアント環境定義PDVWOPTMODEに1以上を指定して,SQL文を実行した場合に出力されます。 |
pdlckinf | デッドロック・タイムアウト情報 | ○ | × | ○ | 排他制御でエラーが発生したときに出力されます。 |
save | 退避コアファイルなど | ○ | ○ | ○ | プロセスが異常終了したときに出力されます。 |
pdshmdump | 共用メモリダンプファイル | ○ | ○ | ○ | プロセス又はユニットが異常終了したときに出力されます。 |
pdsysdump(1,2) | 簡易ダンプファイル | ○ | ○ | ○ | なし。 |
pdsdsdump(1,2) | ○ | ○ | ○ | HiRDB/シングルサーバの場合,出力されます。 | |
pdfesdump(1,2) pddicdump(1,2) pdbesdump(1,2) |
○ | ○ | ○ | HiRDB/パラレルサーバの場合,出力されます。 |
ディレクトリ名又はファイル名 | 出力ファイルの内容 |
---|---|
home | HiRDBが起動するプロセスのカレントワーキングディレクトリ |
pdommenv | 共用メモリ情報ファイル |
ファイル名が"CMb"で始まるファイル | pdbuflsコマンドの差分情報ファイル |
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