スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)

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pdacunlck連続認証失敗アカウントロック状態の解除

機能

設定したアカウントロック期間を経過していない認可識別子,又は無期限の連続認証失敗アカウントロック状態となっている認可識別子の,連続認証失敗アカウントロック状態を解除します。

pdacunlckコマンドを実行すると,ディクショナリ表SQL_USERSの連続認証失敗アカウントロック日時がナル値でない認可識別子の,連続認証失敗アカウントロック日時,及び連続認証失敗回数をナル値に設定します。

実行者

HiRDB管理者が実行できます。

形式

 
 pdacunlck {認可識別子〔,認可識別子〕…|ALL}
 

コマンド引数

連続認証失敗アカウントロック状態を解除する認可識別子を指定します。認可識別子は,最大128個指定できます。

連続認証失敗アカウントロック状態となっているすべての認可識別子を解除する場合に指定します。

ALLを指定してpdacunlckコマンドを実行した場合,ユーザ権限情報用バッファにCONNECT権限の情報がなく,かつ連続認証失敗アカウントロック日時がナル値でないユーザは,コマンド実行中はHiRDBに接続できません。

規則

  1. pdacunlckコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
  2. pdacunlckコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
  3. データディクショナリ用RDエリアが閉塞している場合,pdacunlckコマンドは実行できません。

注意事項

  1. 認可識別子を指定した場合,ディクショナリ表SQL_USERSの行ごとに排他モードで排他を掛けます。また,ALLを指定した場合,連続認証失敗アカウントロック日時がナル値でないユーザに対して,ディクショナリ表SQL_USERSの行ごとに排他モードで排他を掛けます。
  2. pdacunlckコマンド実行時のリターンコードは,0の場合は正常終了,8の場合は異常終了となります。
  3. 認可識別子を「\""」と「"\"」で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「\""」と「"\"」で囲まない場合は,すべて英大文字として扱われます。