スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(Windows(R)用)
- 9) pd_cwaittime_wrn_pnt = SQL実行時間警告情報の出力条件(比率指定) | SQL実行時間警告情報の出力条件(時間指定)
- SQL実行時間警告出力機能を使用する場合にこのオペランドを指定します。このオペランドの指定方法は次に示す二つの方法があります。
- SQL実行時間警告出力機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
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- SQL実行時間警告情報の出力条件(比率指定):〜<符号なし整数>((0〜99))又は<符号なし10進数>((0〜99.999999))(単位:%)
- SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を,クライアントの最大待ち時間(クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値)に対する比率で指定します。SQLの実行後にHiRDBがSQLの実行時間を調べます。その結果,SQLの実行時間がこのオペランドの指定値によって設定される時間以上になった場合,次に示す警告情報を出力します。これをSQL実行時間警告出力機能といいます。
- 《オペランドの指定方法》
- PDCWAITTIMEオペランドの値に対する比率(%単位)で指定します。例えば,PDCWAITTIMEオペランドに100(秒)を指定し,このオペランドに90(%)を指定すると,SQLの実行後にHiRDBがSQLの実行時間を調べます。その結果,SQLの実行時間が90秒以上100秒未満の場合に警告情報が出力されます。
- (例)
- PDCWAITTIME = 100
- pd_cwaittime_wrn_pnt = 90
- SQL実行時間警告情報の出力条件(時間指定):〜<符号なし10進数>((0〜65534.999999))sec(単位:秒)
- SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を時間で指定します。SQLの実行後にHiRDBがSQLの実行時間を調べます。その結果,SQLの実行時間がこのオペランドの指定値によって設定される時間以上になった場合,次に示す警告情報を出力します。これをSQL実行時間警告出力機能といいます。
- SQL実行時間警告情報ファイル
- 警告メッセージ(KFPA20009-W)
- 《オペランドの指定方法》
- 出力契機とする時間を秒単位で指定します(小数点以下6けたまで指定できます)。指定値に「sec」を付けてください。
- (例)
- pd_cwaittime_wrn_pnt = 0.001sec
- これ以降の説明は,比率指定及び時間指定の両方共通の説明です。
- 《オペランドの規則》
- このオペランドに0又は0secを指定すると,警告情報を出力しません(SQL実行時間警告出力機能を使用しません)。
- 《オペランドの省略値》
- このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,次に示す値が仮定されます。
- SQL実行時間警告情報の出力条件(比率指定):0
- SQL実行時間警告情報の出力条件(時間指定):0sec
- 《クライアント環境定義との関連》
- このオペランドの値はクライアントごとに変更できます。クライアントごとに変更する場合は,クライアント環境定義のPDCWAITTIMEWRNPNTオペランドを指定してください。PDCWAITTIMEWRNPNTオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
- 《ほかのオペランドとの関連》
- このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
- pd_cwaittime_report_dir
- pd_cwaittime_report_size
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