スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステムの容量は,次に示す計算式で求めます。
- 計算式
監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステムの容量(単位:メガバイト)=a+19
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- a:最も多い場合の監査証跡のデータ量(単位:メガバイト)
- ↑(Σ{b×c})÷(1024×1024)↑
- なお,監査証跡ファイルの入出力エラーが発生した場合や,pdaudswapコマンドで監査証跡ファイルのスワップを実行した場合は,監査証跡ファイルの容量が一杯になる前にスワップします。この場合,監査証跡表へのデータ登録が終了するまで,その空き容量は使用できません。そのため,あらかじめaの値を2倍にしておくことを推奨します。
- b:監査証跡のレコードサイズ(単位:バイト)
- 監査証跡のレコードサイズは,次に示す計算式で求めます。
- c:監査証跡のレコード数
- 監査証跡イベントの種類ごとの記録レコード数です。
- d:監査証跡のレコードに出力するSQL文の長さ(単位:バイト)
- pd_aud_sql_source_sizeの値が0,又は指定していない場合:0
- レコード項目にSQL文がない場合:0
- レコード項目にSQL文があるが,SQL文がNULL値の場合:0
- 上記以外の場合:
- ↑Min(pd_aud_sql_source_sizeの値,SQL文の平均長)÷4↑×4+8
- e:監査証跡のレコードに出力するSQLデータの長さ(単位:バイト)
- pd_aud_sql_data_sizeの値が0,又は指定していない場合:0
- レコード項目にSQLデータがない場合:0
- レコード項目にSQLデータがあるが,SQLデータがNULL値の場合:0
- 上記以外の場合:
- ↑Min(pd_aud_sql_data_sizeの値,SQLデータの平均長)÷4↑×4+8
- f,g,h:監査証跡のレコードに出力するユーザ付加情報1,2,3の長さ(単位:バイト)
- レコード項目にユーザ付加情報がない場合,又はユーザ付加情報がNULL値の場合:0
- 上記以外の場合:
- ↑ユーザ付加情報の平均長÷4↑×4+8
- i:監査証跡のレコードに出力する関連製品付加情報の長さ(単位:バイト)
- レコード項目に関連製品付加情報がない場合,又は関連製品付加情報がNULL値の場合※1:0
- 上記以外の場合:
- ↑関連製品付加情報の平均長※2÷4↑×4+8
- 注※1
- 関連製品付加情報がNULL値になる場合の条件については,関連製品のマニュアルを参照してください。
- 注※2
- 関連製品付加情報の平均長については,関連製品のマニュアルを参照してください。マニュアルに該当する記載がない場合は,関連製品付加情報の最大長で計算してください。
監査証跡のレコード項目,及び監査証跡ファイルに出力される情報については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
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