スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
システムログファイルの総容量は,次に示す計算式で求めます。
全システムログファイルの総容量(単位:バイト)=(↑a÷c↑×3)※×b |
出力されるシステムログ量は,次に示す計算式で求めます。
出力されるシステムログ量(単位:バイト)=Σ{b+e+↑b÷(a−256)↑×256+d}+c ●回復不要FESの場合だけ加算します。 +f |
マルチスレッド対応で,X/Openに準拠した接続方式を実現するHiRDBライブラリを使用したUAPの実行,かつトランザクションの移行機能の使用有無 | 回復不要FESの使用有無 | 計算式 |
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使用 | 未使用(使用できない) | (↑1336÷pd_log_rec_lengオペランドの値↑+3)×pd_log_rec_lengオペランドの値 |
未使用 | 使用 | 0 |
未使用 | 未使用 | 2×pd_log_rec_lengオペランドの値 |
システム内の,回復不要FESを使用するフロントエンドサーバの有無 | pd_rpl_reflect_modeオペランドの指定値 | 計算式 |
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あり | uap | pd_log_rec_lengオペランドの値+↑{176+128×(一つのトランザクションで更新するBESの最大数+1)}÷pd_log_rec_lengオペランドの値↑×pd_log_rec_lengオペランドの値 |
server | ||
なし | uap | |
server | 2×pd_log_rec_lengオペランドの値 |
次のSQLを実行すると,システムログを大量に出力します。システムログファイルの容量が不足するおそれがあるため,これらのSQLは出力するシステムログ量を見積もってから実行してください。また,見積もりの結果,システムログファイルの容量が不足する場合は,次に示す方法で容量不足を回避してください。
システムログを大量に出力するSQL | システムログファイル容量不足の回避方法 |
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CREATE INDEX 形式1(インデクス定義) | インデクスオプションにEMPTYを指定してインデクスを定義し,データベース再編成ユティリティ(pdrorg)を使用してインデクスを作成します。そのとき,ログ取得方式に更新前ログ取得モードを指定してインデクスを作成してください。 |
CREATE INDEX 形式2(インデクス定義) CREATE INDEX 形式3(部分構造インデクス定義) |
ログレスモードで実行してください。 なお,左記のSQL実行時は,特に大量のシステムログを出力します。そのため,システムログファイルの容量の過不足に関係なく,ログレスモードで運用することをお勧めします。ログレスモードでUAP又はユティリティを実行するときの運用については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。 |
DROP SCHEMA(スキーマ削除) | 指定した認可識別子のスキーマ内の次に示す定義を個別に削除し,一度に出力するシステムログ量を減らしてください。
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