スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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16.7 レジストリ用RDエリアの容量の見積もり

レジストリ用RDエリアの容量は,次に示す計算式で求めます。

計算式
 
レジストリ用RDエリアの容量(単位:バイト)
 =レジストリ用RDエリアのページ長×レジストリ用RDエリアの総ページ数×1.3
 

注※
レジストリ機能初期設定ユティリティ(pdreginit)のcreate rdarea文で指定するページ長です。

レジストリ用RDエリアの総ページ数の求め方
 
レジストリ用RDエリアの総ページ数(単位:ページ)
   a
 = Σ {↑Si÷d↑+↑Si÷e↑+6×(a+1)+2×↑20480÷b↑
  i=1
 +レジストリ管理表の格納ページ数+レジストリ管理表のインデクス格納ページ数
 
a:レジストリ用RDエリアを構成するHiRDBファイル数
b:レジストリ用RDエリアのページ長(単位:バイト)
c:レジストリ機能初期設定ユティリティ(pdreginit)のcreate rdarea文で指定するセグメントサイズ
d:↓(b−20)÷{(↑c÷32↑×8)+56}↓
e:↓(125×b)÷(16×d)↓×d
Si:レジストリ機能初期設定ユティリティ(pdreginit)のcreate rdarea文で指定する各HiRDBファイルのセグメント数

各表及びインデクスの確保単位は,セグメントです。表やインデクスごとに求めた値をセグメント単位に切り上げます。

<この節の構成>
(1) レジストリ管理表の格納ページ数
(2) レジストリ管理表のインデクス格納ページ数

(1) レジストリ管理表の格納ページ数

計算式

[図データ]

a:レジストリ管理表のコンテキスト数

b:レジストリ管理表のページ長

c:レジストリコンテキスト名称の長さ

d:アクセスパスワードの長さ

e:レジストリ管理表のキー値数(レジストリ管理表に登録したキー名称の数)

f:レジストリキー名称長

g:レジストリキー値長(レジストリキー値長が32,000バイト以下の場合に加算する)

(2) レジストリ管理表のインデクス格納ページ数

計算式
 
レジストリ管理表のインデクス格納ページ数(単位:ページ)
 =SQL_REGISTRY_CONTEXT表のインデクス格納ページ数
 +SQL_REGISTRY_KEY表のインデクス格納ページ数
 

SQL_REGISTRY_CONTEXT表のインデクス格納ページ数,及びSQL_REGISTRY_KEY表のインデクス格納ページ数については,「16.1.3 インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照してください。ただし,CREATE INDEX文で指定する未使用領域の比率は30%として計算してください。

インデクスを格納するページ数の計算式に使用する値を次に示します。

レジストリ用RDエリアのインデクス格納ページ数の計算式に使用する値
表名 種別 キー長 キーの種類 平均重複数
SQL_REGISTRY_CONTEXT 72 a+1 コンテキスト名の数(レジストリ管理表のコンテキスト数) 1
SQL_REGISTRY_KEY 73 f+6 キー値の数(レジストリ管理表のキー値数) 1
a:レジストリコンテキストの長さ
f:レジストリキー名称の長さ