スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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6.1.4 ユニーク属性のインデクスを定義した表にデータロードする場合の注意

主キーインデクス(PRIMARYインデクス),又はユニークインデクス(UNIQUE指定のインデクス)を定義した表にデータロードをする場合は,次に示す注意が必要です。

インデクス一括作成モードでデータロードをすると,データを表に格納し,インデクスのキー情報をインデクス情報ファイルに出力します。この段階ではキー値の重複チェックはされません。キー値の重複チェックは,その後のインデクスデータの格納段階でチェックされます。キー値が重複していると,インデクスの作成処理はロールバックされますが,データは既に格納されています(コミットされて元に戻りません)。この場合,バックアップを使用してRDエリアを回復する必要があります。

したがって,キー値の重複データがある入力データファイルを使用してデータロードをする場合は,必ずインデクス更新モードを指定してください。このモードはデータを格納するごとにインデクスを更新するのでキー値の重複をすぐに検知し,該当するデータはデータベースに格納しません。

インデクス一括作成モード及びインデクス更新モードは,データベース作成ユティリティ(pdload)の-iオプションで指定します。なお,省略値がインデクス一括作成モードになっているので注意してください。