伝票番号や書類の番号などを管理しながら，その番号を利用してほかの処理をする業務のことを採番業務といいます。採番業務で使用する表とは，採番の番号だけを管理する表のことをいいます。この場合，複数の利用者が同時に同じ表を使用することが多いため，更新処理での排他の影響を少なくし，更新管理用時期を早くする必要があります。

採番業務で使用する表には排他の影響を少なくするため，トランザクションのコミットを待たないで，表への更新処理が完了した時点でその行への排他を解除し，それ以降はロールバックされなくなるという機能を提供しています。

採番業務で使用する表を定義する場合は，CREATE TABLEでWITHOUT ROLLBACKオプションを指定します。採番業務で使用する表の利用方法については，マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。