スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)

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3.3.11 改竄防止表

重要なデータを人為的ミスや不正な改竄から守るため,表の所有者も含め,すべてのユーザに対して表データの更新を禁止した改竄防止表を定義できるようにしました。改竄防止表に対する操作の実行可否を次の表に示します。

表3-5 改竄防止表に対する操作の実行可否

操作 改竄防止表
行削除禁止期間指定あり 行削除禁止期間指定なし
挿入(INSERT)
検索(SELECT)
列単位の更新(UPDATE) ※1 ※1
行単位の更新(UPDATE) × ×
削除(DELETE) ※2 ×
全行削除(PURGE TABLE) × ×
上記以外の操作系SQL

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。

注※1
更新可能列だけ更新できます。

注※2
行削除禁止期間を経過しているデータだけ削除できます。行削除禁止期間を指定しないと,表データを削除できません。
<この項の構成>
(1) 指定方法
(2) 制限事項

(1) 指定方法

定義系SQLのCREATE TABLEINSERT ONLYオプション(改竄防止オプション)を指定します。また,ALTER TABLEINSERT ONLYオプションを指定して,既存の表を改竄防止表に定義変更することもできます。

表定義時又は定義変更時に次の列を定義できます。

(2) 制限事項

改竄防止表及び改竄防止表格納RDエリアに対する制限事項を次に示します。詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。