1.4 DBPARTNER2で使える文字
DBPARTNER2で使える文字についての注意を次に示します。
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データベースに格納されているデータは,JIS/S-JISで取り出してください。JIS/S-JISコードの文字とは,次のような文字です。
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1バイト文字でX'20'〜X'7E',又はX'A1'〜X'DF'
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2バイト文字で1バイト目が,X'81'〜X'9F',又はX'E0'〜X'FC'
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2バイト文字で2バイト目が,X'40'〜X'7E',又はX'80'〜X'FC'
例えば,CHAR属性の列にX'00'が入っている場合は,X'00'以降のデータは取り出されません。データを取り出す対象となる列にX'00'から始まるデータが格納されている場合は,NULL値となります。
データを取り出す対象となる列にバイナリデータが格納されている場合は,文字列として取り出されます。
JIS/S-JIS以外のデータを取り出した場合は,正しく動作しません。
バイナリデータ格納列をダンプ出力する場合はDBMSの機能を使用し,文字列に変換して出力してください。例えば,HiRDBの場合は,次の方法でバイナリデータ格納列をダンプ出力できます。
- (方法1)仮想列を定義して出力する
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「HEX(当該列名)」とした仮想列を定義して,この仮想列を抽出します。仮想列の定義方法については,「4.2.5 仮想列の追加と削除」を参照してください。
- (方法2)直接SQL文を入力して出力する
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[SQL入力]ダイアログボックスに「select HEX(当該列名) AS 当該列名 from テーブル名」を入力して実行します。SQL文を直接入力する方法については,「7.2 DBPARTNER2からのSQL文の入力と実行」を参照してください。
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0バイト定数とNULL値を区別しないでください。
DBPARTNER2では,0バイト定数とNULL値はどちらもNULL値として扱われ,区別されません。
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データは,JIS/S-JISコードでデータベースに格納してください。ただし,一つの列が4096バイト以上のデータは更新できません。
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表名や列名にダブルクォーテーション(")を含まないでください。表名や列名にダブルクォーテーションが含まれている場合は,正しく動作しません。
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Windowsの[画面のプロパティ]の[フォントサイズ]は,「小さいフォント」,又は「大きいフォント」に設定してください。それ以外のフォントが設定されている場合,画面が正しく表示されない場合があります。