4.2.11 見出し辞書の使用
抽出する表や列の名称を,見出し辞書に登録した名称で表示できます。通常,[DBPARTNER2]ウィンドウで表示される表名や列名は,データベースで定義された名称ですが,表や列に対する任意の名称を辞書に登録しておくと,操作時に登録した名称が表示されます。任意の名称を登録する辞書を見出し辞書といいます。見出し辞書を使うと,使い慣れた表現の表名や列名で操作できます。見出し辞書に表や列を登録する操作については,「9.5 見出し辞書の編集」を参照してください。
見出し辞書を使うと,表名や列名を取得するときにサーバにアクセスしないで見出し辞書にアクセスします。このため,サーバにアクセスする分の待ち時間を短縮できます。
見出し辞書は,通常,DBPARTNER2が動作するフォルダにありますが,[オプション設定]ダイアログボックスで,見出し辞書の参照先を変更できます。
(1) 操作
見出し辞書を使用してデータを抽出する方法を説明します。見出し辞書を使ってデータを抽出する操作を次の図に示します。
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[DBPARTNER2]ウィンドウの[ツール(X)]−[オプション(O)...]メニューを選びます。
[オプション設定]ダイアログボックスが表示されます。
参照:「7.1 オプションの設定」
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[見出し辞書]タグをクリックしてから[見出し辞書(D)]チェックボックスをオンにします。
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見出し辞書のコンボボックスから見出し辞書の使用を設定します([DBPARTNER2の情報を使用する]を選ぶ)。
辞書フォルダの[...]ボタンをクリックして,見出し辞書の参照先を変更することもできます。
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[OK]ボタンをクリックします。
[DBPARTNER2]ウィンドウに戻ります。
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[DBPARTNER2]ウィンドウの[表名(T)...]ボタンをクリックします。
[表選択]ダイアログボックスが表示されます。見出し辞書に登録されている表とその表の接続先が表示されます。
- 補足
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接続先が異なる表は,結合できません。
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抽出する表を選択して,[OK]ボタンをクリックします。
[DBPARTNER2]ウィンドウに戻ります。
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列を選択する場合は,[列設定(U)...]ボタンをクリックします。
[列設定]ダイアログボックスが表示されます。列一覧には,見出し辞書に登録した列名が表示されます。
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抽出する列を選択して,[OK]ボタンをクリックします。
[DBPARTNER2]ウィンドウに戻ります。このほかに必要な条件があれば設定します。
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[抽出(E)]ボタンをクリックします。
抽出が実行されます。正常に処理が終了すると自動的に閉じて,[DBPARTNER2]ウィンドウに戻ります。
これで見出し辞書を使ったデータの抽出が終わりました。
(2) 注意
見出し辞書を使うときは,[オプション設定]ダイアログボックスの[見出し辞書(D)]チェックボックスをオンにします。