Hitachi

DBPARTNER2 Client(64) 操作ガイド


1.3.1 ODBC接続の場合のアクセス形態

〈この項の構成〉

(1) ODBCドライバを使ってアクセスできるデータベース

ODBCドライバを使ってアクセスできるデータベースを次の表に示します。

表1‒5 ODBCドライバを使ってアクセスできるデータベース

ドライバの種類

アクセスできるデータベース

DBPARTNER ODBC 3.0 Driver

HiRDB,Oracle,VOS3 XDM/RD E2,VOS3 XDM/SD E2

HiRDB ODBC 3.0 Driver

HiRDB

Oracle ODBC Driver

Oracle

HADB ODBC Driver

HADB

(2) 適用範囲(ODBC接続の場合)

ODBC接続の場合の,DBPARTNER2の適用範囲について説明します。データベースによって,使える機能に制限があります。制限については,「付録C データベースとDBPARTNER2で使える機能の関係」を参照してください。

(a) 結合できる表の数

1回のデータ抽出処理で処理対象にできるデータベースの個数は1個です。つまり,複数のデータベースから同時にデータを抽出できません。

1個のデータベースから結合できる表の最大数は,データベースによって異なります。結合できるデータベースの表の最大数を次の表に示します。

表1‒6 結合できる表の最大数(ODBC接続)

データベース

結合できる表の最大数

VOS3 XDM/SD E2

1個

HiRDB,ORACLE,HADB,VOS3 XDM/RD E2

15個

権限によって処理対象とならない表があります。権限については,システム管理者に確認してください。

(b) DBPARTNER2でのデータベースの用語

DBPARTNER2では,各データベースで使う用語を統一して扱っています。DBPARTNER2でのデータベースの用語を次の表に示します。

表1‒7 DBPARTNER2でのデータベースの用語(ODBC接続)

データベース

DBPARTNER2で使う用語

表名

列名

意味

データの集まりの単位

サーバが表に付けた名称

表内の列に付けられた名称

VOS3 XDM/RD E2

表ヘッダ又は表名

列ヘッダ又は列名

HiRDB,ORACLE,

HADB

表名

列名

VOS3 XDM/SD E2

表見出し,又は表名

列見出し,又は構成要素名

注※

ヘッダを定義している場合は,ヘッダの情報が表名,又は列名として扱われます。

(c) 抽出したデータをほかのアプリケーションに転送するときの条件

抽出したデータを,ほかのアプリケーション(表計算ソフト)のシートに転送する場合の条件について説明します。

  • Excelとの連携

    DBPARTNER2の転送先にExcel連携を設定した場合,データの抽出と同時にExcelが自動起動します。

(d) データ形式

DBPARTNER2で扱える形式のデータの一覧を次の表に示します。DAT形式とTEXT形式のデータについては,「付録B ファイル出力するデータ形式のフォーマット」を参照してください。

表1‒8 転送時のデータ形式

形式

拡張子

利用できるソフトウェア

CSV

.csv

流通ソフトウェア

DAT

.dat

流通ソフトウェア

TEXT

.txt

流通ソフトウェア

XLSB

.xlsb

Excel 2007以降

XLSX

.xlsx

Excel 2007以降