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DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


6.4.1 トランザクションの制御の設定

トランザクションをDBPARTNER2 Clientで自動的に制御するか,アプリケーションからトランザクションを制御するかは,DBPARTNER.CommitModeプロパティに設定します。

〈この項の構成〉

(1) DBPARTNER2 Clientで自動的にトランザクションを制御するとき

DBPARTNER2 Clientで自動的にトランザクションを制御するときは,DBPARTNER.CommitModeプロパティdbpAutoを設定します。dbpAutoを設定すると,データベースアクセスのトランザクションをDBPARTNER2 Clientのアプリケーションから意識する必要はありません。

(2) アプリケーションからトランザクションを制御するとき

アプリケーションからメソッドを使ってトランザクションを制御するときは,DBPARTNER.CommitModeプロパティdbpManualを設定してから,DBPARTNER.Commitメソッド又はDBPARTNER.Rollbackメソッドを使います。

DBPARTNER2 Clientは,データベースのデータを更新するExecuteメソッドを実行してからDBPARTNER.Commitメソッド又はDBPARTNER.Rollbackメソッドの実行までを,1件のトランザクションとして扱います。DBPARTNER.Commit又はDBPARTNER.Rollbackが成功すると,その時点から次のトランザクションが開始されます。データベースにアクセスし直す必要はありません。

トランザクションを終了させないでオブジェクトを削除,又はデータベースとの接続を切断すると,DBPARTNER2 Clientがアプリケーションの処理が異常と判断してDBPARTNER.Rollbackメソッドの処理を自動的に実行します。