Hitachi

DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


3.8.1 データを更新する手順

UpdateDefineオブジェクトを使ってデータを更新(変更,追加,削除)する手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) UpdateDefineオブジェクトを使ってデータを更新する手順(変更)

UpdateDefineオブジェクトを使ってデータを更新(変更)する手順を次に示します。

  1. 次に示すプロパティを設定します。

    • UpdateDefine.Exclusiveプロパティ:排他モードを設定します。

    • UpdateDefine.UpdateModeプロパティ:更新実行モードを設定します。

    • UpdateDefine.TableNameプロパティ:更新する表の名前を設定します。

    • UpdateDefine.NCharPrefixModeプロパティ:プレフィックス "N" を付けるかどうかを設定します。

  2. UpdateDefine.Updates.Addメソッドで,Updateオブジェクトを生成します。

  3. Updatesコレクションオブジェクト下のUpdateオブジェクトに,変更するデータに関する条件を設定します。

    • UpdateDefine.Update.UpdateValueプロパティ:文字列型のデータの変更行条件を設定します。

    • UpdateDefine.Update.UpdateValueBプロパティ:バイト型のデータの変更行条件を設定します。

  4. 変更するデータに関する条件を変更するときは,次に示すメソッドを実行します。

    • UpdateDefine.Update.AddKeyメソッド:変更行条件を設定します。

    • UpdateDefine.Update.AddUpdateValueメソッド:文字列型のデータを変更します。

    • UpdateDefine.Update.AddUpdateValueBメソッド:バイト型のデータを変更します。

  5. UpdateDefine.Executeメソッドを実行します。UpdateDefine.Executeメソッドを実行すると,次に示すプロパティの値を参照できます。

    • UpdateDefine.ExecutedRowCountプロパティ:サーバプログラムが更新した行数。

(2) UpdateDefineオブジェクトを使ってデータを更新する手順(追加)

UpdateDefineオブジェクトを使ってデータを更新(追加)する手順を次に示します。

  1. 次に示すプロパティを設定します。

    • UpdateDefine.Exclusiveプロパティ:排他モードを設定します。

    • UpdateDefine.UpdateModeプロパティ:更新実行モードを設定します。

    • UpdateDefine.TableNameプロパティ:更新する表の名前を設定します。

    • UpdateDefine.NCharPrefixModeプロパティ:プレフィックス "N" を付けるかどうかを設定します。

  2. UpdateDefine.Inserts.Addメソッドで,Insertオブジェクトを生成します。

  3. Insertsコレクションオブジェクト下のInsertオブジェクトに,追加するデータに関する条件を設定します。

    • UpdateDefine.Insert.InsertValueプロパティ:文字列型のデータの追加情報を設定します。

    • UpdateDefine.Insert.InsertValueBプロパティ:バイト型のデータの追加情報を設定します。

  4. 追加するデータに関する条件を変更するときは,次に示すメソッドを実行します。

    • UpdateDefine.Insert.AddInsertValueメソッド:文字列型のデータを追加します。

    • UpdateDefine.Insert.AddInsertValueBメソッド:バイト型のデータを追加します。

  5. メソッドを実行した後,UpdateDefine.Executeメソッドを実行します。UpdateDefine.Executeメソッドを実行すると,次に示すプロパティの値を参照できます。

    • UpdateDefine.ExecutedRowCountプロパティ:サーバプログラムが更新した行数。

    更新が正しく実行されたかどうかを確認できます。

(3) UpdateDefineオブジェクトを使ってデータを更新する手順(削除)

UpdateDefineオブジェクトを使ってデータを更新(削除)する手順を次に示します。

  1. 次に示すプロパティを設定します。

    • UpdateDefine.Exclusiveプロパティ:排他モードを設定します。

    • UpdateDefine.UpdateModeプロパティ:更新実行モードを設定します。

    • UpdateDefine.TableNameプロパティ:更新する表の名前を設定します。

    • UpdateDefine.NCharPrefixModeプロパティ:プレフィックス "N" を付けるかどうかを設定します。

  2. UpdateDefine.Deletes.Addメソッドで,Deleteオブジェクトを生成します。

  3. Deletesコレクションオブジェクト下のDeleteオブジェクトに,削除するデータに関する条件を設定します。

    • UpdateDefine.Delete.KeyCountプロパティ:削除行条件の数を設定します。

    • UpdateDefine.Delete.KeyColumnプロパティ:削除行条件の列名を設定します。

    • UpdateDefine.Delete.KeyValueプロパティ:削除行条件のデータを設定します。

  4. 削除するデータに関する条件を変更するときは,次に示すメソッドを実行します。

    • UpdateDefine.Delete.AddKeyメソッド:削除行条件を設定します。

  5. メソッドを実行した後,UpdateDefine.Executeメソッドを実行します。UpdateDefine.Executeメソッドを実行すると,次に示すプロパティの値を参照できます。

    • UpdateDefine.ExecutedRowCountプロパティ:サーバプログラムが更新した行数。