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DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


3.5.1 表情報の取得

表情報を取得するときは,DBPARTNER.Connectメソッドでサーバプログラムと接続した後,TableListオブジェクトを使います。

表情報を取得するときのオブジェクトの流れとプロパティとメソッドの実行手順を図3-3に示します。

図3‒3 表情報を取得するときのオブジェクトの流れとプロパティとメソッドの実行手順

[図データ]

[図データ]

[図データ]

サンプルの参照先

TableListオブジェクトのサンプルは,DBPARTNER2 Clientのフォルダ\Ocx\Samples\Vb\Odbc\Queryフォルダを参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 表情報を取得する手順

表情報を取得する手順を次に示します。

見出し辞書を使用しない場合

  1. 次に示すTableListオブジェクトのプロパティを設定します。

    • TableList.Patternプロパティ:絞り込み条件を設定します。

    • TableList.CountLimitプロパティ:取得する表情報の個数を設定します。

  2. TableList.Getメソッドで,表情報の取得を実行します。TableList.Getメソッドを実行すると,次に示すプロパティの値を参照できます。

    • TableList.Countプロパティ:取得した表情報の個数。

    • TableList.TableNameプロパティ:取得した表の名前。

    • TableList.TableTypeプロパティ:取得した表の属性。

    • TableList.TableOwnerプロパティ:取得した表の所有者。

    • TableList.TableCommentプロパティ:取得した表の注釈。

    • TableList.TableCreateDateプロパティ:取得したVOSKスプールファイルの作成日付。

    • TableList.TableGroupNameプロパティ:取得した表のグループ名。

    • TableList.TableHeaderプロパティ:取得した表のラベル。

    上記のプロパティから,必要な情報を参照してください。

見出し辞書を使用する場合

  1. 次に示すオブジェクトのプロパティを設定します。

    • DBPARTNER.DictPathプロパティ:使用する見出し辞書のパスを設定します。

    • DBPARTNER.TableDefSourceプロパティ:表情報の取得元を設定します。

    • TableList.SelectDictプロパティ:使用する見出し辞書を限定します。

    • TableList.Patternプロパティ:絞り込み条件を設定します。

    • TableList.CountLimitプロパティ:取得する表情報の個数を設定します。

  2. TableList.Getメソッドで,表情報の取得を実行します。TableList.Getメソッドを実行すると次に示すプロパティの値を参照できます。

    • TableList.TableDataSourceプロパティ:接続先の名称を取得します。

    • TableList.Countプロパティ:取得した表情報の個数。

    • TableList.TableNameプロパティ:取得した表の名前。

    • TableList.TableTypeプロパティ:取得した表の属性。

    • TableList.TableOwnerプロパティ:取得した表の所有者。

    • TableList.TableCommentプロパティ:取得した表の注釈。

    • TableList.TableCreateDateプロパティ:取得したVOSKスプールファイルの作成日付。

    • TableList.TableGroupNameプロパティ:取得した表のグループ名。

    • TableList.TableHeaderプロパティ:取得した表のラベル。

    上記のプロパティから,必要な情報を参照してください。

(2) 注意

TableList.PatternプロパティとTableList.CountLimitプロパティは,TableList.Getメソッドを実行する前に設定してください。TableList.Getメソッドを実行した後に変更しても,無視されます。