3.4.1 トランザクションの制御の設定
トランザクションをDBPARTNER2 Clientで自動的に制御するか,アプリケーションからトランザクションを制御するかは,DBPARTNER.CommitModeプロパティに設定します。
(1) DBPARTNER2 Clientで自動的にトランザクションを制御するとき
DBPARTNER2 Clientで自動的にトランザクションを制御するときは,DBPARTNER.CommitModeプロパティにdbpAutoを設定します。dbpAutoを設定すると,データベースアクセスのトランザクションをDBPARTNER2 Clientのアプリケーションから意識する必要はありません。
(2) アプリケーションからトランザクションを制御するとき
アプリケーションからメソッドを使ってトランザクションを制御するときは,DBPARTNER.CommitModeプロパティにdbpManualを設定して,DBPARTNER.Commitメソッド又はDBPARTNER.Rollbackメソッドを使います。
DBPARTNER2 Clientは,データベースへのアクセス処理(表の参照,SQLの実行など)をExecuteメソッドで実行してからDBPARTNER.Commitメソッド又はDBPARTNER.Rollbackメソッドの実行までを,1件のトランザクションとして扱います。DBPARTNER.Commit又はDBPARTNER.Rollbackが成功すると,その時点から次のトランザクションが開始されます。データベースにアクセスし直す必要はありません。
トランザクションを終了させないでオブジェクトを削除,又はデータベースとの接続を切断すると,DBPARTNER2 Clientがアプリケーションの処理が異常と判断してDBPARTNER.Rollbackメソッドの処理を自動的に実行します。