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DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


3.3.1 データベースへの接続

DBPARTNER2 Clientからデータベースに接続するときは,DBPARTNER.Connectメソッドを使います。DBPARTNER.Connectメソッドは,データソース名(DBPARTNER.DataSourceプロパティ),ユーザID(DBPARTNER.UserIDプロパティ),パスワード(DBPARTNER.Passwordプロパティ)を参照して,データベースに接続します。

それぞれのプロパティを変更すると,接続するデータベースを変更できます。

データベースと接続するときにデータベース又はサーバプログラムが起動されていないときは,エラーメッセージが表示されます。

〈この項の構成〉

(1) 複数のデータベースにアクセスするとき

一つのアプリケーションから,複数のデータベースにアクセスできます。例えば,HiRDBの「支店データベース」と「全社データベース」の両方にアクセスしたり,HiRDBとORACLEなど別の種類のデータベースにアクセスしたりできます。

複数のデータベースにアクセスするときは,ODBCドライバで複数のデータソース名を指定します。そして,それぞれのデータベースごと(データソース名ごと)にDBPARTNERオブジェクトをデータベースの数だけ実行して,DBPARTNER.Connectメソッドを実行します。このとき,トランザクションはデータベース単位で管理されます。

(2) データベースとの接続の確認

DBPARTNER2 Clientとサーバプログラムが接続されているかどうかは,DBPARTNER.lsConnectプロパティを参照して確認できます。