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DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


1.1 DBPARTNER2 Clientの概要

DBPARTNER2 Clientとは,WindowsのクライアントPCからUNIX/Windows/メインフレームのサーバのデータベースにアクセスできるようにする製品です。

DBPARTNER2 Clientを使うと,クライアントPCからデータベースのデータを取り出したり,データベースのデータを更新したりできます。UNIXやWindowsサーバなどで稼働するDBMSにも,メインフレーム(VOS3,VOS1,VOSK)で稼働するDBMSにも,DBPARTNER2 Clientからアクセスできます。どのOSのデータベースにアクセスするときもDBPARTNER2 Clientの操作は同じなので,クライアントPCでデータベースのOSを意識する必要はありません。

DBPARTNER2 Clientに関連する製品を表1-1に示します。このマニュアルでは,DBPARTNER2 ClientのActiveXコントロール仕様について説明します。

表1‒1 DBPARTNER2 Clientに関連する製品

DBPARTNER2 Clientの関連製品

機能

DBPARTNER2 Client

データベースにアクセスする,次に示す製品の総称です。

DBPARTNER2 Client

クライアントPCからデータベースに,WindowsのGUIでアクセスできるようにする製品です。

Visual Basicなどのビジュアル開発ツールでアプリケーションを開発できるように,ActiveXコントロールのオブジェクトも提供しています。

DBPARTNER ODBC Driver

クライアントPCからデータベースに,ODBC接続で通信できるようにする製品です。

注※

DBPARTNER2 Clientは,複数の製品を統合しています。製品は,必要に応じてクライアントPCにインストールします。DBPARTNER2 Clientの各製品の概要については,「2.2 DBPARTNER2 Clientのインストール」を参照してください。

DBPARTNER2 Clientの関連製品を使ったデータベースへのアクセスを図1-1に示します。

図1‒1 DBPARTNER2 Clientの関連製品を使ったデータベースへのアクセス

[図データ]

DBPARTNER2 Clientからサーバのデータベースへのアクセスを仲介するプログラムのことを,サーバプログラムといいます。クライアントPCとサーバの接続形態とサーバプログラムの関係については,「1.4 DBPARTNER2 Clientとサーバを接続する形態」を参照してください。