はじめに
このマニュアルは,データベースアクセスプログラムDBPARTNER2 Clientの使い方について説明したものです。DBPARTNER2 Clientは,次に示す製品から構成されます。
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DBPARTNER2 Client
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DBPARTNER ODBC Driver
このマニュアルでは,DBPARTNER2 ClientのActiveXコントロール仕様とDBPARTNER ODBC Driverについて説明します。
- DBPARTNER2の最新情報
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次に示すアドレスで,DBPARTNER2の最新情報を参照できます。
http://www.hitachi.co.jp/soft/dbpart/
■ 対象読者
DBPARTNER2 Client又はDBPARTNER ODBC DriverをクライアントPCに組み込んで業務処理をするアプリケーション開発者の方々を対象にしています。
Windowsの操作について知識があることを前提としています。さらに,データベースのサーバと接続するときには,サーバの環境に関する知識があることを前提としています。
アプリケーションを作成するときは,次に示すビジュアル開発ツールの使い方の知識を前提としています。
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Microsoft Visual Basic
アプリケーションからSQL文を使ってデータベースにアクセスするときは,SQL文の文法の知識を前提としています。
■ マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。
- 第1章 DBPARTNER2 Clientの紹介
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DBPARTNER2 Clientの特長と機能,サーバと接続する形態について説明しています。
- 第2章 環境の設定
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DBPARTNER2 Clientの実行環境を設定する方法について説明しています。
- 第3章 アプリケーションを使ったデータベースアクセス(ODBC接続)
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DBPARTNER2 ClientのアプリケーションからActiveXコントロールのオブジェクトを使ってデータベースにアクセスする方法について説明しています。
- 第4章 DBPARTNER2 Clientのオブジェクトの文法(ODBC接続)
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DBPARTNER2 Clientのアプリケーションを開発するときに使うActiveXコントロールのオブジェクトの文法について説明しています。
- 第5章 ODBC関数を使ったデータベースアクセス
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DBPARTNER ODBC Driverをセットアップすると使えるODBC関数について説明しています。
- 第6章 アプリケーションを使ったデータベースアクセス(CommuniNet接続)
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DBPARTNER2 ClientのアプリケーションからActiveXコントロールのオブジェクトを使ってデータベースにアクセスする方法について説明しています。
- 第7章 DBPARTNER2 Clientのオブジェクトの文法(CommuniNet接続)
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DBPARTNER2 Clientのアプリケーションを開発するときに使うActiveXコントロールのオブジェクトの文法について説明しています。
- 第8章 CommuniNet接続を使うときの参照情報
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CommuniNet接続でDBPARTNER2 Clientのアプリケーションを開発するときに,データベースとサーバプログラム別で注意する必要がある項目について説明しています。
- 第9章 トラブルが起こったときは
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DBPARTNER2 Clientにトラブルが起こったときの対処について説明しています。
- 第10章 メッセージの一覧
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DBPARTNER2 Clientをインストールするときに出力されるメッセージの意味と,DBPARTNER ODBC Driverから通知されるメッセージの意味について説明しています。
- 付録A AP作成ウィザード
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ActiveXコントロールを使用したアプリケーション作成を支援するプログラムであるAP作成ウィザードについて説明しています。
- 付録B DBPARTNER2 Clientの予約語
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表名や列名として使用できない,DBPARTNER2 Clientの予約語について説明しています。
- 付録C DBPARTNER2 Clientが扱うデータの形式
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DBPARTNER2 Clientが扱うデータ(ファイル)の形式について説明しています。
- 付録D プロパティとメソッドの制限値
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ActiveXコントロールのプロパティとメソッドのパラメタの制限値,及び文字定数について説明しています。
- 付録E 列の属性
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アプリケーションで使用する文字定数の属性について説明しています。
- 付録F 繰り返し列と配列列での制限事項
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表の列に繰り返し列や配列列を使用している場合の制限事項について説明しています。
- 付録G このマニュアルの参考情報
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このマニュアルを読むに当たっての参考情報について説明しています。
- 付録H 用語解説
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このマニュアルで使用している用語について説明しています。
■ 読書手順
このマニュアルは,利用目的に合わせて章を選んで参照できます。利用目的別にお読みいただくことをお勧めします。
■ マニュアルで使用する記号
全体で使用する記号
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このマニュアル全体で使う記号を次のように定義します。
< >:文字キーを示します。
[ ]:メニューの名称やダイアログボックス又はダイアログボックス中のボタンを示します。
補足:操作や機能の補足説明を示します。
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Windowsの[スタート]ボタンからメニューをたどって開く操作又はダイアログボックスのメニューを開く操作は,ハイフンでつないで表記します。
- (例)
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[スタート]ボタンから[プログラム]メニューの下の[DBPARTNER2]メニューを選ぶ操作は「[スタート]-[プログラム]-[DBPARTNER2]メニューを選ぶ」と表記します。
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Windowsを組み込んだドライブやフォルダ名は,標準的な例で記述してあります。標準的な環境と異なるWindowsで使うときは,ドライブやフォルダ名をお使いになるWindowsの環境に読み替えてください。
図中で使用する記号
このマニュアルの図中に使う記号を次のように定義します。
- 条件式の文法で使用する記号
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このマニュアルの条件式の説明で使う記号を次のように定義します。
記号
意味
|
ストローク
横に並べられた複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「又は」の意味を示します。
(例)
A|B|Cは,「A,B又はC」を意味します。
{ }
波括弧
この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択します。項目が縦に複数行にわたって記述されている場合は,そのうちの1行分を選択します。項目が並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。
(例)
{A|B|C}では,「A,B又はCのどれかを指定する」ことを示しています。
〔 〕
きっ甲
この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを意味します。複数の項目が縦又は横に並べて記述されている場合には,すべてを省略するか,記号{ }と同じく,どれか一つを選択します。
(例)
〔A〕は「何も指定しない」か,「Aと指定する」ことを示します。〔B|C〕は「何も指定しない」か,「B又はCと指定する」ことを示します。
…
リーダ
記述が省略されていることを示します。この記号の直前に示された項目を繰り返し複数個指定できます。
(例)
A,B,B,…は,「Aの後ろにBを必要個指定する」ことを示します。
__
下線
括弧内のすべての項目を省略したときに,システムが仮定する値を示します。複数の項目のうち,1項目にだけ付けてあります。
(例)
〔A|B|C〕は,「A,B,Cのどれも指定しなかった場合,システムはCを指定したときと同じ処理をする」ことを示します。
《 》
二重角括弧
設定値を省略したときに,システムが仮定する値を示します。
(例)
《HiRDB》は,「値を省略すると,HiRDBという文字列が仮定される」ことを示します。
△
白三角
空白を空けることを示します。
(例)
EDIT△PANELは,EDITとPANELの間に一つ空白を空けることを示します。
△n
白三角
空白をn回以上繰り返して指定することを示します。
(例)
NOT△2INは,NOTの後ろに二つ以上の空白を空けることを示します。
- コマンドの変数指定で使用する記号
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このマニュアルの条件式の変数指定で使う記号を次のように定義します。
記号
意味
〈 〉
項目を記述するときに従わなければならない構文要素を示します。
■ このマニュアルで使用する構文要素
このマニュアルの文法説明で使用する構文要素の種類を次に示します。
種類 |
定義 |
---|---|
〈英字〉 |
A〜Z a〜z |
〈英大文字〉 |
A〜Z @ # ¥ |
〈英小文字〉 |
a〜z |
〈数字〉 |
0〜9 |
〈英数字〉 |
A〜Z a〜z 0〜9 |
〈カナ文字〉 |
ア〜ン ヲ カナ小文字 ゛ ゜ ー |
〈記号〉 |
! " # $ % & ‘ ’ ( ) + , ー . / : ; < = > @ [ ] ^ _ { }  ̄ タブ 空白 |
■ マニュアルとオンラインヘルプの使い分け
DBPARTNER2 Clientでは,オンラインヘルプを提供しています。マニュアルとオンラインヘルプは,それぞれの用途に応じて使い分けてください。
- マニュアル
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ActiveXコントロールを使用して初めてアプリケーションを作成するとき。
ActiveXコントロールの全体の機能を理解したいとき。
DBPARTNER2 Clientの機能の概要を知りたいとき。
DBPARTNER2 Clientを使用するときに必要な環境設定を知りたいとき。
- オンラインヘルプ
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アプリケーションの作成時にActiveXコントロールのプロパティ,メソッドの形式やパラメタの指定内容などを参照したいとき。