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DBPARTNER2 Client 操作ガイド


9.2.3 列詳細定義

定義した列に対して列注釈(列に対するコメント)を指定できます。列注釈は,[列詳細定義]ダイアログボックスで定義します。

〈この項の構成〉

(1) [列詳細定義]ダイアログボックス

[列詳細定義]ダイアログボックスを次に示します。

[図データ]

タイトルバー

「列詳細定義」と表示されます。

編集領域

指定した列詳細情報を複写したり,削除したりするときに使います。

列詳細情報を複写する場合は,次の操作をしてください。

  1. 複写元の列情報に対応する領域をクリックする。

  2. メニューが表示されたら[単・複行選択]をクリックする。範囲指定をする場合は,[複行指定開始]をクリックし,範囲指定終了位置へマウスポインタを移動しクリックする。

  3. 複写先の編集領域にマウスポインタを移動して,クリックする。

  4. 編集メニューが表示されたら,[挿入]をクリックする。

列詳細情報を削除する場合は,次の操作をしてください。

  1. 削除する列情報に対応する編集領域をクリックする。

  2. 編集メニューが表示されたら,[単・複行選択]をクリックする。範囲指定をする場合は,[複行指定開始]をクリック,範囲指定終了位置へマウスポインタを移動して,クリックする。

  3. メニューが表示されたら[削除]をクリックする。

[列名(C)]

[列定義]ダイアログボックスで定義した列名が表示されます。入力はできません。

[列注釈(A)]

列に対する列注釈(コメント)を入力します。

[NULL(D)]

NULL値の使用を禁止する列に対して指定します。

[=],[△],[▽],[=]

データをスクロールする場合に使用します。

[=](上):先頭の列詳細定義情報を一番上にして表示する

[△]:表示中の先頭の列詳細定義情報を1行分残し,1画面分上にスクロールする

[▽]:表示中の最後の列詳細定義情報を1行分残し,1画面分下にスクロールする

[=](下):最後の列詳細定義情報を下から2番目に表示する

[設定(S)]ボタン

設定された列詳細定義情報を確定し,[表定義]ダイアログボックスに戻ります。ただし,表を削除する場合,ボタン名は[OK]と表示されます。

[列(L)...]ボタン

[列定義]ダイアログボックスを表示します。

[領域(R)...]ボタン

[格納領域設定]ダイアログボックスを表示します。

[インデクス(I)...]ボタン

[インデクス定義]ダイアログボックスを表示します。

[ヘルプ(H)]ボタン

ヘルプウィンドウを表示します。

X/Y

X:表示されている先頭行が何行目かを表示する

Y:指定した最終行の行数を表示する

ガイダンス領域

[列詳細定義]ダイアログボックスの領域やボタンの簡単な操作方法や定義内容などを表示します。操作方法を知りたい場合は,マウスポインタを目的の領域やボタンなどに合わせてクリックしてください。

[列詳細定義]ダイアログボックスから定義する項目については,「表9-3 定義項目の一覧([列定義]ダイアログボックス)」を参照してください。

(2) 操作

列詳細定義の操作について,例題に沿って説明します。

(例題)

9.2.2 列定義」で定義した列に対して,表9-5に示す列注釈を定義します。

表9‒5 例題で定義する列注釈

列名

列見出し

列注釈

NAME

商品名

原価が1000円以下の商品

QUANTITY

数量

仕入れ数100個以上の商品については,表「仕入れ2」を参照

  1. 列を定義した後,[列定義]ダイアログボックスの[列詳細(P)...]ボタンをクリックします。

    [列詳細定義]ダイアログボックスが表示されます。

    補足

    [列詳細定義]ダイアログボックスは列が定義されていれば,[表定義][格納領域設定]及び[インデクス定義]ダイアログボックスから表示できます。

    [列詳細(P)...]ボタンをクリックしてください。

  2. 列注釈及びNULL抑止を指定します。

    ここでは,例題に従って,表9-5に示したデータを入力します。各項目のデータ入力領域にマウスポインタを合わせ,データを入力します。

    既存の表一覧から選択した表に対して列の詳細情報を定義する場合,[NULL(D)]の指定は変更できません。

  3. 列の詳細情報を入力した後,[設定(S)]ボタンをクリックします。

    定義した内容が確定されて,[表定義]ダイアログボックスに戻ります。

    補足

    列の詳細情報を定義した後,定義した表を格納する領域を指定する場合は,[領域(R)...]ボタンをクリックします。HiRDBへ表を定義する場合は,表を異なるRDエリアに分割して格納するための格納条件も定義できます。

    参照:「9.2.4 格納領域設定

    定義した列に対してインデクスを定義する場合は,[インデクス(I)...]ボタンをクリックします。

    参照:「9.2.5 インデクス定義

(3) 規則と注意

HiRDBに表を定義する場合,列注釈は255バイト以内で指定してください。使える文字については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。

ORACLE又はSQL Serverに表を定義する場合は,列注釈は指定できません。